半分、青い。54話「月とスッポン」感想

半分、青い。54話は、晴が下宿所のお掃除しているところから始まります。鈴愛は仕事に戻り、締め切り間近でみんなと忙しそうに仕事をしていました。

 

夜、ヘトヘトな状態で鈴愛が裕子たちと下宿所に帰ると、晴は晩御飯を鈴愛の部屋のテーブルに並べた状態でベッドに寄りかかりうたたねをしていました。

 

晴を起こして、鈴愛は晴の作ったご飯をおいしそうに食べていると、宇太郎が送った荷物が届いたと言って、箱の中から手作りの電気スタンドを取りだして鈴愛に渡しました。

 

鈴愛が宇太郎に「電話してみようか」と聞きますが、晴は「おらん」と言って、宇太郎は自分が居ないのを良いことに飲みに行っていると言い当てていました。

 

案の定、宇太郎はまだ喫茶店で弥一たちと飲んでいました。酔っ払いながら、女は子供が巣立ったら何になるのかと話をしていました。

 

弥一は宇太郎よりも酔っていない様子で、子供が育っても母親は永遠に母親なのではないかと言っていました。「女は弱しされど母は強し」そんな言葉に男性陣はなんだか妙に納得していました。

 

鈴愛は寝る準備をして部屋の明かりを消した後、電気スタンドに明かりを付けて出来栄えに感心していました。鈴愛は初デートの話を晴に嬉しそうにしていました。まだ半分片思いなので晴には会わせられないと伝えていました。

 

晴は鈴愛の話を聞き終えると、「鈴愛は律君かとおもっとった」と素直な感想をもらしていました。鈴愛も「鈴愛が律でも律は違う」ときっぱり言っていました。

 

律の顔、成績、モテ具合、律と自分では月とスッポンで、そして律には好きな人が居ると、律を諦める理由を一生懸命並べているようでした。

 

晴は「鈴愛が一番の美人さんに見える。この世で一番かわいいと思っている」というと鈴愛は、それは親ばかというのだと言って二人は笑っていました。

 

鈴愛が晴に話しかけますが、いつの間にか晴は寝てしまっていました。鈴愛も眠りに入った後、晴はトイレに目を覚まします。トイレから戻ると、鈴愛の寝顔を見て鈴愛がすっかり大きくなったことを実感していました。

 

鈴愛はこっそり起きていて、晴の寂しそうなつぶやきを聞いていました。鈴愛が目を開けて前を見つめているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。53話「鬼の居ぬ間に」感想

半分、青い。53話は、正人が鈴愛にキスをしようとしますが、花火に使っていた、ろうそくの火が正人の服の裾を焦がしてしまい、二人が慌てているところから始まります。

 

羽織は着物を着て仕事場に入ってきました。今日は鈴愛が晴を事務所へ連れてくることを伝えていたようで、そのおもてなしのために着物を着ているようです。晴は羽織に挨拶をして仙吉が作った五平餅を手渡します。

 

ボクテと裕子たちも晴に自己紹介をしていました。すでに鈴愛からボクテや裕子の話は出ていたようで、晴は笑顔で挨拶に応えていました。

 

宇太郎は弥一たちと昼間からいつもの喫茶店でビールを飲んでいました。和子たちもボクシングジムに行っていて、男性陣は「鬼の居ぬ間に」と言いながら、お酒を楽しんでいました。

 

晴は事務所内と下宿所を若菜に案内してもらっていました。綺麗でかっこいい事務所に比べて、古いボロボロの下宿所の落差に晴は唖然としていました。

 

鈴愛の部屋まで案内されて、鈴愛は晴と話をしようとしますが、晴はすぐに鈴愛に仕事へ戻るように言いました。鈴愛の部屋を掃除するために持ってきたと言ってほうきを取りだしていました。

 

夜、仙吉は草太とフォークソングの話をしていました。草太が仙吉の若いころに流行った歌を歌ってほしいとお願いしていましたが、仙吉の青春時代は戦争中でいい歌がなかったと残念そうに答えていました。

 

草太はそんな仙吉をみて、小学校のころの宿題で仙吉に戦争の話を聞いたときの事を思い出していました。仙吉は戦争の時の話をしたくないと答えて、自分は孫にとって幸せそうな祖父で居たいと話していました。

 

仙吉はサザンオールスターズの「真夏の果実」を歌い、自分の青春時代にもこういう歌があったら良かったのにと少し寂しそうな顔をして話していました。歌の続きが流れているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。51話「されど空の青さを知る」感想

半分、青い。51話は、律は弓道の授業を受けているところから始まります。的に4本の矢がすべて当たって立ち去ろうとしていると、ひとりの女性が律に話しかけてきました。

 

それは、律が高校のころに一度だけ出会った初恋の女の子・清でした。清の方も律を覚えていて、弓道の授業の後二人が話をしました。二人とも二限目の講義をさぼってお茶をすることになりました。

 

鈴愛は仕事中に正人の事を思い出しボーッとして、インクを原稿の上に垂らしてしまいました。そんな鈴愛は羽織に別室へ連れ出されます。鈴愛の不注意を怒るかと思いきや、羽織は鈴愛に「恋をしろ」と意外なことを言ってきました。

 

ボクテや裕子のように漫画ばかり描いたり読んだりしていてもだめだ、鈴愛のように現実で心揺さぶられる体験をするのも大切だといって「好きなやつが居るなら会いに行け」とアドバイスしていました。

 

律は清をいつもの喫茶店に連れてきていました。清は今日たまたま弓道の指導の手伝いをしていただけだったことを律に話をしていました。律は清に会うために弓道を始めたことを話します。

 

律と清はさらに公園に移動すると、ジュースを飲みながら話を続けます。二人は人から多くの期待をよせられる、似たような環境の中暮らしていたようです。

 

律は自分が「井の中の蛙」だとつぶやいていると、清は「でもその先…」と言って「井の中の蛙大海を知らずされど空の青さを知る。」と続きを言いました。律もその後半部分がなんだかいいねと笑っていました。

 

ジュースを飲み終えて、清はおトイレに行きたくなってしまいました。正人は大寝坊をしていて、子猫を抱っこしながらベランダに出ると、律が清を連れて歩いているのが見えました。正人が誰だろうと子猫に話しかけているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。52話「金魚すくい」感想

半分、青い。52話は、律が清を自分の部屋に入れて、トイレを貸しているところから始まります。清はトイレのお礼と、今日は楽しかったと笑顔で律に言いました。

 

清が帰ろうと玄関まで行くと、律はまた明日も会う約束をしていました。二人とも同じ気持ちでいるようでした。鈴愛は自分の部屋でアドレス帳を開き正人の名前を見て浮かれていました。

 

突然我に返った鈴愛は「私は小学生か」と言って起き上がります。ものにぶつかってバタバタと音を立てていると、隣の部屋に居る裕子が「うるさい!」と声をかけます。

 

鈴愛は薄い壁越しに向って裕子に恋愛宣言をしていまいした。それは羽織にアドバイスされた言葉そのままでした。正人に電話することの伝えると、裕子は鈴愛の部屋にやってきてやはり鈴愛にアドバイスします。

 

「さりげなくな、急いてはことを仕損じる」と暑苦しくならないようにと鈴愛に言ったあと、二人はお互いに敬礼しあっていました。早速、鈴愛は電話をかけようとしますが、ためらってしまい電話番号を最後まで押せません。

 

あきらめて振り返ると裕子が見ていて頑張るようにジェスチャーします。再び電話をかけようとしますが、やはり勇気が出ず途中で受話器を置くと電話が鳴りだしました。

 

正人からだと思い、鈴愛はかわいい声で電話に出ますが、相手は母・晴でした。いつもの鈴愛に戻りどうしたのかと尋ねると、晴は東京に行くと伝えてきました。鈴愛は大喜びで詳しい話はまた今度と言って電話を切りました。

 

晴からの電話を切ると再び電話が鳴りだして、今度は律で鈴愛はなんだか迷惑そうに対応していました。しかし、律が清に会ったことを報告すると、鈴愛は自分の事のように喜んでいました。「運命の再会だ」と喜び鈴愛は自分も正人に電話する勇気が湧いてきたと電話を切りました。

 

律は鈴愛の相手が正人だと知り驚いていると、となりの正人の部屋から電話が鳴りだします。律が壁に耳を当てますが、高級マンションでは何も聞こえないようです。

 

鈴愛は正人に花火を一緒にしようと言うのは社交辞令なのか、と勢いに任せて考えていることをべらべらしゃべり出してしまいます。見かねた裕子が落ち着かせようと鈴愛に小声で話しかけていました。正人は自分も鈴愛の下宿所に電話したことを話して、明日花火をやろうと提案してきました。

 

翌日の夜、鈴愛は菜生から貰ったカエルのワンピースを着て、公園で正人と花火をしていました。鈴愛の言葉をなんだか口説いている言葉に変換して返してくる正人に、鈴愛は鈴愛なりに警戒はしているようでした。

 

しばらくして、正人は突然引っ越すことを話しだしました。親戚が海外転勤で家を離れるので、その間に親戚の家に代わりに住んで管理するとのことでした。鈴愛は遠く行ってしまうのかと落ち込んでいましたが、電車で20分ぐらいと聞いて元気を取り戻していました。

 

そんな鈴愛を見て正人は鈴愛を金魚みたいと言い出しました。「近づいたかなと思うとすっとどこかへ行ってしまう。」金魚と言われた鈴愛はとっさに「金魚すくってください。」と返します。正人がだまって鈴愛にキスをしようとするところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。50話「夢しかない」感想

半分、青い。50話は、律が教授とロボットの話をしているところから始まります。教授が鍵をかけた理由を律が尋ねると、教授は「なぜロボ代がピアノを弾いていたのか」と逆に質問を返してきました。

 

それは学生を釣るためだと教授は答えて、「この研究室に入ってね」とかわいくお願いします。律は逃げようとしますが、教授がディフェンスのようにして律の行く手を阻みます。

 

しかし、突然他の学生が現れてドアを叩いて教授に鍵を開けさせました。律を見てまたいたいけな学生を捕まえていたのかと教授を怒りました。

 

律は、宇佐川教授はロボットの世界では有名な教授で研究室は人気だと思っていましたが、弱小研究室だと知り驚いていました。「夢があるのに」と律が意外そうにしていると一人の学生が「夢しかないからだ!」と説明し始めました。

 

1990年代、ロボット技術の活用はそれほど広がっていなかったため、漫画やアニメのイメージしかなかったようです。そんな中、研究室を選択する学生は、就職や将来を考えて無難な方へ流れて行ってしまうと話していました。

 

学生は研究がうまく進まず寝る間も惜しんで作業しています。女学生がシャワーぐらい付けてくださいと懇願していました。そんな様子を見ていた律に、教授はそれを隠すようにして、彼らは元々臭いだけだからと変な説明をしていました。

 

しかし、律は教授の話に興味を引かれたことと、みんなが臭くなるほど頑張って研究していることに感動したようで、律はまたここに来ていいかと教授たちに聞いていました。

 

翌日、律は公園で鈴愛にロボットについて熱く語っていました。鈴愛は律が夢を見つけたのかと尋ねると、律は夢のかけらを見つけたと答えていました。

 

しかし、鈴愛は「今、自分は恋をしているから何も頭に入らない」と言って謝りました。律は珍しく「ふぎょぎょ!」と言って驚いていましたが、鈴愛を応援してくれました。

 

羽織の漫画塾では、鈴愛の恋についての議題が取り上げられました。羽織は鈴愛と正人のやり取りをホワイトボードに書きながら説明していきました。

 

最初は鈴愛もニコニコしながら正人とのやり取りの詳細を修正したりしていましたが、話しの雲行きは怪しくなって行きます。

 

一週間前に一緒に花火をしようと言う約束をしたのに、それから連絡がないのは社交辞令と羽織が断言すると、鈴愛は話をしていたみんなもうすうす同じことを思っていたのかとむっつり顔になっていました。

 

その頃、正人は下宿所に電話をかけていましたが、鈴愛たちは不在で正人が電話を置いたところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。49話「ロボットのロボ代」感想

半分、青い。49話は、「私があなたの王子様」発言の後、我に返った鈴愛が慌てて正人の作ったパフェを褒めているところから始まります。正人は突然店を飛び出して、どこかへ走って行きました。鈴愛がおいしそうにパフェを食べ終わっているころに正人が帰ってきました。

 

正人は花火をパフェに刺そうと探してきたようで、コンビニで売っている花火セットを出していました。鈴愛はナポリタンの後にもう一度パフェを食べるからそれに刺そうと言っていると、マスターは食べ物に刺す花火は専用の花火だと説明していました。

 

正人は鈴愛を喫茶店から見送る時に、専用の花火を知らなかったとがっかりしていました。「鈴愛ちゃんの喜ぶ顔が見たかった」という言葉に鈴愛がドキドキしています。正人は買ってきた花火を鈴愛に譲ると、鈴愛はその花火を見せて「良かったら一緒にやりませんか」と誘っていました。

 

律は大学で講義を受けていました。「剛体の動力学」と言うものだそうですが、難しそうです。律は少しうつらうつらしていましたが、こういったジャンルの学問が大好きなようです。

 

講義終わりに律が外を歩いていると、ピアノのメロディが聞こえてきて律は建物に入って行きます。ピアノを弾いていたのはロボットでした。

 

後ろから段ボール製のロボットの人が現れ、ピアノの演奏をしてたロボットをロボ代と紹介してくれました。中の人は先ほどの講義をしていた教授でした。律はロボ代に興味津々で、質問を始めていました。

 

夜、鈴愛は下宿所で正人とのやり取りを思い出してテレながら転げまわっていました。ボクテと裕子が、鈴愛のかけている音楽がうるさいとクレームを言いに来ると、鈴愛は二人を部屋へ招き入れて女子トークを始め、三人は片思いソングで盛り上がっていました。

 

律は教授とロボットの話で盛り上がっていました。教授のロボットの成り立ちを聞いていた律は、人の不自由な部分を補うという話しにふと考え込み、「耳の手助けはできないか」と質問しました。

 

すると教授は「あり得るかも」と言ってドアのカギを閉めてしまいました。律が教授の挙動を不思議そうに見ているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。48話「あなたが私の王子様」感想

半分、青い。48話は、若菜とアシスタントたちと律が羽織のがん再発が羽織の思い込みと疑っているところから始まります。若菜が羽織のところへ大学病院に行っていないこと確認しに行きました。羽織は病院には行っていないと返事すると、若菜は一緒に病院へ行くことを提案しました。

 

病気の状況を知るのが怖いのか、羽織は病院へ行くことに抵抗しました。しかし、若菜は羽織の命は羽織だけのものだけではなく、羽織の作品を楽しみにしているファンのものでもあると言いました。

 

才能のある人には「漫画を描いて多くの人達を幸せにする」使命があると自分の考えを伝えました。そして、若手アシスタントをここに集めた責任もあるとさらに言って、若菜は病院に行ってくださいと羽織に頭を下げました。

 

若菜と羽織が病院へ行くと初期の腫瘍が見つかりました。羽織は安心したのかお医者さんの言う通り素直に処置を受けるようでした。

 

鈴愛はいつもの喫茶店に行くと、正人がカウンターの中で働いていました。正人が鈴愛の元気が無いと心配していると、鈴愛は羽織の病気の事を話そうとしますが、律に怒られたことを思い出していました。

 

後日、内視鏡治療が終わった羽織は事務所に帰ると、机の上には鈴愛の親類から送られてきた漢方薬やサメの軟骨サプリメントが置かれていて、冷凍庫には五平餅が届いていました。

 

羽織は若手アシスタントと律と正人を集めて、病気についての報告をしていました。また再発におびえる日が続くけれど、漫画を描くことで病を忘れることが出来ると熱く語っていました。

 

しかし鈴愛は羽織の話しを突然遮り、がん治療の相談をした人たちへ連絡すると言って部屋から出て行きました。律はブッチャにまで言っていることに呆れかえっていました。

 

羽織たちはまた仕事が忙しくなり、鈴愛は背景を描かせてもらっていました。羽織はその背景に白いインクの吹きかけをしますが、飛び散り具合が気に入らない様子で、鈴愛に何度も書き直しを求めていました。

 

漫画塾では、鈴愛のネームを見てダメ出しを受けていました。特に「あなたが私の王子様」と言うセリフに現実に言う人間がいるかと馬鹿にして鈴愛のネームをバラバラに放り投げていました。

 

鈴愛が喫茶店で落ち込んでいると、正人がチョコレートパフェを始めて作って出してくれました。チョコレートパフェに感動した鈴愛は不意に、羽織にダメ出しされたネームのセリフ「あなたが私の王子様」を正人に向って発していました。鈴愛は我に返ってどうしたものか困っているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。47話「勘違い疑惑」感想

半分、青い。47話は、律に慰められている若菜を見て、鈴愛はゆっくり向きを変えて部屋から出ようとしているところから始まります。若菜は少し慌てて律と鈴愛の関係を気にしていました。

 

そして、若菜が泣いていることに気が付いた鈴愛に羽織の「少し旅に出る」と書かれた置手紙を見せました。鈴愛は律と若菜の後ろ姿が衝撃的だったのか、しばらくしてから羽織が鈴愛の実家に居ることを思い出し、若菜たちに伝えました。

 

落ち着いた若菜は鈴愛たちとカウンターに座って、やはりがんが再発したのだと確信していました。律は羽織が本当に助からないのかと確認しますが、若菜は羽織がもう死に支度をしていると答えていました。

 

鈴愛はボクテと裕子にカンパを募って癌についての資料を集めると話していると、ボクテは本をわざわざ買うより、国会図書館や有栖川の図書館へ行って調べた方が早いのではと提案していました。

 

裕子に冷静になれと言われ、鈴愛は冷静に考えた結果、若菜の存在が改めて疑問になったようで、若菜が何者で羽織との関係をボクテたちに尋ねました。

 

若菜はもともと出版社で編集者として働いていましたが、不倫がバレれ会社に居づらくなり辞めたところへ担当をしていた羽織に拾われたのだそうです。

 

帰ってきた羽織を若菜が部屋の前で待っていました。羽織は若菜にお土産らしき「さるぼぼ」を渡して部屋に入って行きます。鈴愛の話を始めますが、若菜はがんの再発についてまた問いただしていました。

 

羽織は「黙っていてすまなかった」と若菜の問いに答えていました。自分が死ぬ前に自分自身を残したい、そのために弟子を取るといって、若菜に協力を求めていました。

 

和子は律に電話をかけ、鈴愛から晴経由で羽織の癌の話を聞いたと言って、漢方薬を取り寄せるのにどこの部位のガンなのか知りたいと聞いてきました。律は少し怒った様子でその話を聞いていました。

 

その後、律は鈴愛のところに行き、律が他のアシスタントが居ることに気を使い、別室で羽織のことについて聞こうとしますが、鈴愛はお構いなしにその場でペラペラ話し出してしまいました。

 

鈴愛が他のアシスタントどころか実家や親せきにも羽織のがんの事を話してしまっていることを知り、律はとうとう怒りだしてしまいました。

 

律は「人に知られたくないこともある」と鈴愛がお構いなしに人のプライベートな話を他人に話すことを否定しようとしますが、鈴愛は「先生にはいきてもらう」そのためには手段を選ばないといった雰囲気でした。

 

これに関しては私も律君に賛成です。しかし、鈴愛は羽織の立場が自分だったらその方がいいと考えてやっているのかもしれません。

 

そこへ若菜が突然、大学病院の領収書がないと言い始めました。何のことなのかと鈴愛たちが集まってきます。若菜は羽織がケチで余計な税金は払わない方針で、医療費は必ず医療控除を受けるようにするために必ず領収書を若菜のところに持ってくると話しました。

 

そして、現に歯医者さんの領収書がここにあると言って、それをみんなに見せました。「美濃権太」という本名にアシスタントたちが少し動揺しています。

 

若菜はアシスタントたちの動揺にかまわず、病院に行っていないのにどうして再発したのか不思議がっていると、律が再発したと本人が勝手に思いこんでいるのではないかと推理していました。状況が分からず鈴愛たちが戸惑っているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。46話「がんの再発?」感想

半分、青い。46話は、若菜が羽織に新連載を断った理由を尋ねるところから始まります。羽織は人を育てるためには時間が足りないと答えていました。

 

それを聞き、若菜は最近の羽織の様子がおかしいと言い始めました。「再発したのですか?」という問いに、羽織は「まさか」と否定していました。「寝言は寝てから言ってくれ」とまで言われて若菜は引き下がります。

 

若菜は部屋を出ようしましたが、振り返り「5分でいいから私より長く生きてくださいね」と再び羽織に声をかけます。羽織が少し驚いていると、「先生の居ない世界に生きる勇気がありませんので」と言って部屋を出ていきました。

 

鈴愛は喫茶店の公衆電話で菜生に電話をかけていました。菜生は鈴愛からの電話をとても嬉しそうに受けて、二人で久しぶりのおしゃべりを楽しんでいました。

 

菜生が鈴愛へ餞別で渡したカエルのワンピースはもう着たのかと尋ねると、鈴愛は「初めてのデートで着る」と宣言しました。そんな人ができたのかと菜生が驚きますが、それはこれからだと言って鈴愛は笑っていました。

 

電話のお金が切れそうになったところで、正人が無言でお金を入れてくれました。鈴愛は電話を終えた後、正人にお礼を言ってお金を返します。

 

大きな声で電話をする鈴愛の声が聞こえていたようで、正人は鈴愛に「カエルのワンピース着た時見せて」とねだりました。

 

鈴愛はワンピースを見たいのか初めてのデートに誘ってくれているのか判断しかねた様子で、「着たとき」なのか「着たとこ」なのかと詰め寄っていました。鈴愛の疑問を察して、正人は笑顔で「着たとき」と答えていました。

 

一方、晴はクロッキーのバイト代を若菜から受け取っていました。若菜はクロッキーで羽織が張り切っていたのがうれしかったようで、また晴たちにモデルのバイトをやってほしいと言っていました。

 

晴とお茶でもしようと若菜は羽織を呼びに行くと、部屋には「少し旅に出る」という置き手紙が置かれていて、若菜は心配そうにその手紙を見つめていました。

 

羽織は鈴愛の実家の定食屋の前に居ました。店の支度をしようと出てきた晴が羽織に気が付いて驚いています。羽織は晴や仙吉たちにもてなされて、お刺身を一口食べて泣きだしてしまいました。

 

鈴愛が下宿所に帰ってくると、ちょうど晴から電話がかかってきて羽織が来て泣いていると報告されました。羽織は数年前に癌を患っていて、手術で助かっていたようです。

 

若菜は再発したと考えていて、律にその話をしながら泣きだしてしまいました。律が若菜の背を優しくトントンして慰めていると、鈴愛が現れて驚いているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。45話「人生の回り道」感想

半分、青い。45話は、鈴愛が律と正人をアシスタントたちに紹介しているところから始まります。羽織は正人にポーズを取ってもらい、20分でデッサンするようにアシスタントたちに指示をしました。

 

鈴愛たちが始めたデッサンはクロッキーというもので、短時間で全体の形を表現する練習ことだそうです。律もモデルに加わり、1回のデッサン時間はどんどん短くなっていきます。

 

消しゴムは使わないで、失敗してもそのまま描き続けろと羽織は必死に描いているアシスタントたちに声をかけていました。羽織が指を鳴らして、お昼休憩に入ると鈴愛の横に座っていた裕子が鼻血を出して上を向いていました。

 

鈴愛は裕子を椅子の上に寝かせて話をしていると、「律君かっこいい」と言っていました。ボクテと裕子は好みが似ているのでしょうか。お昼休憩の後、デッサンの時間は1分、30秒という短さになっていました。

 

羽織は少しニヤッとしながら、次は裸になれと律たちに指示しようとします。ボクテが嬉しそうにしていましたが、鈴愛が「それだけはやめてください」ときっぱりと断っていました。

 

美大生は男女関係なしに裸のモデルを使ってデッサンをしているそうですが、一般的な女子には少し刺激的すぎるかもしれません。アシスタントたちは夜の9時までデッサンし続け、オレンジジュースで打ち上げをしていました。

 

みんなで解放感に浸っていると、羽織が現れ新しいデッサン帳を渡していきます。今日の10時間デッサンし続けたことはやがて漫画家としての役に立つ、これからは漫画家になるための時間だとスピーチしていました。

 

律が庭で背を伸ばしていると、羽織が現れました。律は先ほどの羽織のスピーチで「人の心の温度が上がっていく瞬間を見ました。」と話しました。

 

鈴愛たちが漫画家を目指している時間は、自分にとっては何のための時間なのか、何になるのか答えられない自分に少しだけ焦りを感じているようでした。しかし、羽織は「そういう時間もいいんじゃないですか」と笑って答えていました。

 

そういう羽織もここに来るまで回り道をしたと言って、美大の中退、大阪での百科事典のセールスをしたのち、漫画家を目指そうと決意して仕事を辞めてバイトをしながら投稿を始めたことを話してくれました。

 

「一見余計なことをする回り道もすべてが未来につながっている」と羽織が言うと、律は励まされた気持ちになっているようでした。そこへ鈴愛が現れて、羽織は立ち去って行きました。

 

鈴愛がきょとんとしていると、律は鈴愛たちと比べてやりたいことが見つからないけれど、いつか見つけると決意していました。鈴愛は「律は頭が良いので何かになりそうな気がする」とのんきに答えていました。

 

律は今日みたいな日もいい、大学も楽しい、東京の生活も楽しいと言っていると、鈴愛は「律は幸せを見つける天才だ」と笑っていました。

 

その後、若菜は羽織の自室のドアを叩いて、ドア越しに新連載の仕事を断ったことを責めていました。羽織がドアを開けて顔を出すところで今回のお話はおしまいです。