まんぷく54話「進駐軍の捜査」感想

まんぷく54話は、真一が萬平の会社に入り、社員たちに挨拶しているところから始まります。鈴は、経理をもうやらなくていいのかと少しふて腐れていると、真一は鈴に「色々と教えてください」と頭を下げていました。

 

神戸は鈴の事を「特別顧問だ」と言って盛り上げ、鈴はまんざらでもない様子です。そこへ近江谷が飛び込んできて、ダネイホンを病院に卸すための認可が下りたと認可証を萬平に見せます。

 

萬平はそれを聞き、「ダネイホンをどんどん作れるぞ」と社員たちに伝え、みんなで盛り上がります。ダネイホンは病院からの評価もよく発注も増え、会社は軌道に乗っていました。しかし、鈴は不満そうにため息をつきます。

 

経理の仕事は真一が一手に引き受けて、鈴は何もすることが無いとぼやいていました。毎日毎日社員たちの世話だけに終始するのが不満なようです。福子は自分やタカも手伝っていると言って聞かせますが、鈴はなぜか「真一にあれこれ教えるのがつらい」と言い出しました。

 

真一と話していると咲のことを思い出してしまうといわれ、福子は何も言えなくなってしまいます。萬平は売り上げが順調であることを三田村会長に報告します。世良は相変わらずダネイホンに否定的でした。

 

萬平はそんな世良に世良商事で日本全国にダネイホンを売ってほしいとお願いします。世良は病院だけにしか売れないのは慈善事業と一緒だといい、「儲けにならんことはやらん」と拒否すると、三田村は「それは違う」といい自分の裁判官の友達の話を始めました。

 

その裁判官は正義感が強く法を破ることを頑なに拒否していました。しかし、戦後では法を犯している闇市でないと食料が確保できない時代です。周りが説得しても信念を曲げなかったその裁判官は栄養失調で結局亡くなってしまいました。

 

三田村はその時ダネイホンがあったら彼は死ななかったかもしれないと遠い目をして話します。病院だけにしか売れなくてもいいではないかと世良を諭して、三田村は世良商事でダネイホンを売ることを世良に指示しました。

 

夜、萬平の話を聞いた福子は一安心とばかりにその話を喜んでいました。萬平はこの仕事が成功したのは、自分を励まし真一を連れてきて、源を育てながらみんなの世話をしっかりやってくれる福子のおかげだと話します。

 

社員たちの雰囲気も良くなり会社も軌道に乗りつつありますが、福子は「真一と話していると咲の事を思い出す」と言った鈴のことが気がかりのようでした。赤ちゃんの源が夫婦の間で、声のする方を振り向いてキョロキョロしていて可愛かったです。

 

夜中、鈴の枕元に咲が現れます。咲は「真一さんを嫌わないで」と鈴にお願いしていました。鈴が色々言ってはぐらかそうとすると咲は「真一さんに優しくしないと私はもう出てこないわよ」と脅します。それを聞き鈴は真一に優しくすると約束していました。

 

翌朝、早めに出社した真一を鈴はにこやかに対応していました。まだ朝食中で和やかな雰囲気でしたが、バタバタと足とが聞こえ、進駐軍が捜査だと言っておしかけ場が一変します。

 

海で爆発音があったという通報を受け、「どこに武器を隠している」と尋ねられました。萬平は弁解しようとしますが、銃を向けられ「動くな」と制止されるところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく53話「これをほしがる客」感想

まんぷく53話は、ダネイホンの商品が完成する日から始まります。克子の家ではタカが弟たちにパンに塗ってたべさせますが、「おいしくない」と言って子供たちは食べるのを止めていました。

 

神戸たちは店頭で販売しますが、味見をして貰ってもおいしくないと不評です。値段も高くほとんど売れないと神戸は会社にいる萬平たちに報告します。その連絡を受けがっかりしながら、萬平は「三田村会長に報告しに行く」と、気が重い様子で出かけて行きました。

 

三田村のところには世良も居て、世良はダネイホンのダメ出しをしていました。ダネイホンを試食した三田村は「そんなにまずいとは思わない」と評価してくれます。しかし、値段はやはり高いと感じているようです。萬平はたくさん売れば値段が下げられると説明します。

 

世良はまたダメ出ししようとしますが、三田村は「本当にいいものだったら売れるのでは」と世良に投げかけます。しかし、「これをほしがる客が誰でどこに居るのかを考えなければいけない」と萬平にアドバイスしてくれました。

 

萬平はその後、克子の家に顔を出します。家には忠彦だけがいて、忠彦はタカと神戸の関係を尋ねますが、萬平は全く分かっておらず、事情を聞こうとする萬平をはぐらかして、ダネイホンの話に切り替えます。

 

ダネイホンが売れてないことまで見透かされ、萬平は売れない原因を探していることを説明しました。すると、忠彦は、いい絵を描くことだけを考えて、売るのが苦手な自分と一緒だと笑っていました。

 

忠彦は誰か商売のできる人に頼んでみてはといい、「そうだ真一さんがいい」と続けます。萬平は家に戻ると、真一が失業したと忠彦から聞いたことを福子たちに報告します。

 

以前、福子たちのところに訪れた時点で、真一は失業していたようです。福子が真一を心配していると、萬平は「ウチで雇っていたらどうだろうか」と相談しました。

 

ダネイホンの売れ行きが悪いく、社員たちがこのままではおかずも減ると予想していました。しかし、魚釣り組は含み笑いでおかずは大丈夫だと話します。その三人は相変わらず手榴弾で魚取りを続けていました。

 

萬平の提案を受けて、福子は真一の家に訪れ、真一に自分たちの会社に来てもらうようお願いします。萬平には経営を分かっている人についていてほしいとお願いすると、真一は前にも言った通り、経営は福子がやるべきだと話します。しかし、福子は「自分には励ますことしかできない」と答えていました。

 

真一には他の大きな会社に入れる可能性もあるけれど、うちに来てほしいと福子がまたお願いすると、真一は「あんな大きな会社でもつぶれるんだよ」と少し笑みを浮かべて、会社の大きさでは無いことを説明していました。そして、萬平の会社を見て真一は心動かされたものがあったようです。

 

真一は福子に「僕に声をかけてくれてありがとう」といい、真一の方から萬平の会社で働かせてくれと頭を下げてくれました。福子も座り直し「ありがとうございます」と頭を下げます。

 

真一がお茶を入れなおしに席を立つと、福子は咲の遺影を見ながら「ありがとう」と咲に声をかけていました。真一はダネイホンを病院に売り込むことを提案してくれました。家に戻った福子は萬平にそれを伝えます。

 

萬平は三田村に言われた事を思い出し、その提案に萬平もしっくり着た様子で、二人は源をあやしながらニコニコしているところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく52話「萬平さんだけが分かっていないこと」感想

まんぷく52話は、萬平の社員たちへの仕事の割り振りが見当違いで、塩づくり組の負担だけが増え、塩づくり組が文句を言いながら、わかめを取っているところから始まります。

 

福子は萬平にそのことを話しますが、萬平は「開発のためには仕方がない」と一蹴してしまいました。その日、珍しく真一が福子たちのもとに訪れます。真一が持ってきたお土産の李に萬平が興味を示していました。

 

 

鈴は源を見ている真一に咲と真一の子供もみたかったといい、福子にたしなめられていましたが、真一も同じ気持ちだと笑っていました。

 

 

福子は真一を連れて職場を案内し、研究室に入ると先ほどの李が早速研究材料にされていました。福子はお土産として李を持ってきてくれた真一の手前、申し訳なそうにしていました。

 

 

李を使ったダネイホンが出来上がり、早速試食します。鈴は「おいしくはない」とはっきり言いますが、福子は気を使って「食べられなくもない」と答えると、萬平と社員たちは喜んでいました。

 

 

社内を案内された真一は、萬平が社員たちの事をちゃんとわかっているのかという疑問を福子に問いかけます。真一から見て、萬平は社長には向いておらず、新しいことを考えていくのが彼の才能であるため、みんなをまとめるのは福子の仕事で福子がもっと前に出た方がいいとアドバイスしました。

 

 

福子は福子なりに思う所はあったようですが、社員はみんな萬平を慕って仕事をしてくれていると、萬平の求心力を確信していました。しかし、真一の言葉も受け止めて、もっと考えてみると答えていました。

 

 

福子は食事中の社員たちの様子を伺います。あいかわらず、塩づくり組とダネイホン組に別れた状態で、楽しそうに仕事の話をするダネイホン組を苛立たしそうに横目で見ながら食事をしています。

 

 

社員たちが夕食を摂っている間も萬平は仕事を続けていました。夕食をみんなと一緒に食べた方がいいと萬平に声をかけますが、萬平は仕事に夢中です。福子は社員たちの喧嘩の一件がまだ解決していないと話します。しかし、萬平はピンと来ていないようで、夜中の喧嘩が収まった時点で問題は解決していたと思っていたようです。

 

 

福子は「萬平さんだけが分かっていないことがある」と話します。萬平が不思議そうにしていると、福子は社員みんなが萬平と一緒に仕事をしたいと思っていると説明します。

 

ダネイホン組と同じように、他の社員と一緒に仕事をしていないことを伝えると、萬平はやっと状況が分かった様子です。そこで、福子は萬平からみんなに話をするようにアドバイスしていました。

 

 

萬平はすぐに食事中の社員たちに話しかけ、塩づくり組の社員一人一人名前を呼び、今までの事を謝り、深く頭を下げました。そして、塩づくりとダネイホンの組分けを止めて、交代制にすることを宣言します。

 

ダネイホンを売り出すためには、塩づくり組にも製造工程を把握しておいてもらわないといけないと話し、みんなに新しい仕事を手伝ってもらいたいと改めてお願いしていました。

 

 

塩づくり組の社員たちは、萬平の新しい仕事が手伝えることを心から喜んでいる様子で、やっとみんなが嬉しそうにし始めるところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく51話「社長のせいだ」感想

まんぷく51話は、タカが神戸に福子たちが夫婦喧嘩していたこを報告していました。源の熱は夜中に汗をかいて一気に引いて、福子もほっとしていました。

 

しかし、福子は萬平が不機嫌でも「私は遠慮しません。」と鈴に宣言していました。鈴は自分の主張が通ったと思い、福子を応援していました。

 

そこへ、なぜかごきげんな萬平は源の様子を見に来ましたが、遠慮しない宣言したものの、福子はグダグダになって、言いたいことも言えない調子です。逆に、萬平は言いたいことだけ言ってにこやかに立ち去ってしまいました。

 

萬平に呼ばれ、福子たちは萬平たちが作ったダネイホンを試食します。鈴は「まずい」と率直にいい、タカも「おいしくない」とはっきり言います。萬平は「どうしたらいいんだ」と頭を抱えていました。

 

一方、世良は三田村会長に投資先である萬平の動きを言いつけるように報告していました。ダネイホンの研究を「止めた方がいいのでは」という世良に、三田村は「しばらく様子を見た方がいい」と返します。

 

目先の事ばっかり追いかけず、長い目で見るというのも必要な事だと逆に世良を諭していました。神戸が家に帰るタカを見送って振り返ると、後ろには鈴が立っていました。

 

鈴はタカちゃんファンたちから、タカと神戸が怪しいということを吹き込まれていて、「タカに手を出したのか」と怖い顔で尋ねます。

 

神戸が否定すると鈴は「タカをたぶらかしたら許しませんからねぇ」と念押しして立ち去って行きました。夜中、福子の枕元に亡くなった咲が居ました。

 

咲は萬平は福子が支えないといけないと笑いながら福子を諭します。社員たちは暑くて寝られないと団扇で扇ぎながら文句を言っていました。

 

塩づくり組はダネイホンがまずくて食べられたものではなく、自分たちは暑い中仕事をしているときに、売れないものを作りやがってとダネイホン組に文句を言い始めます。

 

神戸が自分たちも忙しいのだと説明しますが、「でもタカちゃんとは逢引するんだ」とからかわれてしまいます。鬱憤の溜まった社員たちは、そのまま大喧嘩を始めてしまいました。

 

鈴が大声でその騒ぎを止め、社員たちに事情を聞きます。ダネイホン組と塩づくり組が分かれて喧嘩していることを知り、鈴はすぐに「社員が対立しているのは社長のせいだ」と萬平を責めます。

 

夜中ということもあり、とりあえず福子が場を納め、これで終わりだと解散させます。鈴はなぜか物足りなさそうにしていました。

 

社員たちの大げんかと鈴に言われたことばで萬平は目が覚めた様子でした。部屋に戻った萬平は福子の謝り、塩づくり組の事もちゃんと考えなければと、考えを改めていました。翌日、萬平は「これからはみんなでダネイホンを作ろうと思う」と社員たちに通達します。

 

しかし、萬平は仕事の割り振りを間違えていて、体力の要る塩づくり組の仕事をさらに増やした形になっていて、話を聞いていた福子は頭を抱えます。ますます不満がたまり、3人の社員たちが手榴弾を海に投げ込んでいるところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。67話「援護射撃」感想

半分、青い。67話は、鈴愛の実家の定食屋で、鈴愛のデビュー作が載った雑誌を大量に買ってきて、晴や仙吉たちと盛り上がっているところから始まります。裕子は事務所のレクレーションルームで鈴愛にモス小ミュールを作って、乾杯していました。

 

どうして、街に繰り出してお祝いしないのか鈴愛が裕子に尋ねると、2年ずっと事務所で漫画を描いていた自分たちが、おしゃれな場所に出るのは無理があると頭を抱えていました。

 

しかし、そうやって頑張ってきたから新人賞を取ることができたのだと笑いながら話していました。鈴愛は、ボクテの代わりに繰り上げで入賞したことが複雑で、心からは喜べない様子でした。そこへ鈴愛に宅配便が届きました。

 

それは、バラのケーキでボクテからのお祝いでした。メッセージカードにはボクテが他の雑誌でメジャーデビューを目指していることや、鈴愛への謝罪がつづられていました。

 

鈴愛の実家では、草太が大量に買ってきた雑誌からアンケートはがきを切り取り、記入していました。友達にアルバイト料として五平餅を出して、みんなでアンケートを記入していました。晴も、別の場所で必死にアンケートを記入しています。

 

鈴愛にも担当者が付いて挨拶にやってきました。鈴愛のアンケートはがきが大量に来ていると説明して、はがきの束を見せられていました。鈴愛は微妙な表情で、さりげなく何かを隠していると、羽織が鈴愛の挙動不審に気づき問いただします。

 

実は、鈴愛は草太にアンケートはがきを出す報酬として、デビューしたら車を買ってやるとそそのかして、アンケートを出させていたのでした。

 

鈴愛が隠していたのは、はがきの消印で、羽織はそれに気づき、さらにはがきに五平餅のたれが付いていると言って、匂いを嗅いで、これはまさしく仙吉の五平餅だと断言していました。

 

編集者の前で大量のアンケートが組織票だという事がバレ、担当者も決まっていた連載はどうなるのかと上司に尋ねます。

 

上司は編集部でも鈴愛の作品の評価が高かったことと、アンケートはがきはこれだけではないと言って、別の袋から大量のアンケートはがきを出して見せました。これの消印は東京だと笑って、鈴愛の連載は決定だと言ってくれました。

 

裕子は心の中で「けなるい!」と叫び、ボクテの連絡先を探して電話をかけていました。実は東京の消印だったアンケートはがきはボクテが二丁目のお友達を動員したやはり組織票だったようで、裕子はやはり自分の推測が当たったのかと、ホッしたようながっかりしたような複雑な様子で肩を落としていました。

 

しかし、ボクテはアンケートだけでは連載は決まらないと笑って言うと、裕子もそれに同意していました。ボクテの組織票は、罪滅ぼしの援護射撃で、ボクテは本当に鈴愛の漫画が好きだと話していました。

 

裕子はボクテの近況も心配していました。ボクテは編集部への持ち込みを始めたと話し、月刊リリーに漫画を持ち込むことを考えていることを裕子に教えていました。電話でボクテと話をしている裕子の話しを羽織が聞いていました。

 

羽織は自室に戻り、月間リリーの編集長の名刺を眺めていました。羽織が好きではなさそうな人物でしたが、羽織はおもむろに電話をかけて、その編集長と話を始めます。

 

雑誌を褒めまくり、そして、ボクテの話を始めていました。羽織もボクテに援護射撃をしてくれるようです。裕子も連載を目指して気合を入れ、ネームを描いているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。66話「繰り上がり入賞」感想

半分、青い。66話は、羽織が、鈴愛の作品をボクテがパクったと鈴愛に話すところから始まります。それを聞き、鈴愛はボクテが自分の「神様のメモ」をボクテが描きたいといって了承したことを報告します。

 

ボクテを探していた若菜は、どこにもいないことを羽織に伝えます。しかし、ボクテは羽織の事務所にあるレクレーションルームのバーカウンターの下に隠れていました。

 

羽織と二人きりになった若菜はボクテの処遇をどうするのか羽織に尋ねていると、そこに電話がかかってきました。電話の相手は月刊ガーベラの編集長でした。

 

羽織はレクレーションルームに入って来て、裕子と鈴愛に今回のガーベラの新人賞にボクテの作品が新人賞に選ばれたことを教えました。ボクテは三人の中では一番技術があると説明していると、鈴愛はカウンターの下に隠れていたボクテの存在に気づきます。

 

ボクテも鈴愛と目が合い、口に人差し指を当てて何も言わないようジェスチャーをしていました。羽織は裏切り者のボクテをクビとし、ガーベラの新人賞も辞退という形で、取り下げると言い出しました。

 

鈴愛はボクテの作品を評価していて、どうにかならないかと訴えますが、羽織もボクテを評価はしていましたが、裏切り行為に対しての怒りが収まりません。裕子もボクテは魔がさしたのだけだと羽織を説得しようとします、そして裕子もボクテに気づきました。

 

ボクテが聞いているのを知った二人は複雑な表情で、羽織の話を聞きます。羽織はデビューした雑誌が気に入らないと怒っていて、鈴愛もクビだといいだしました。鈴愛が簡単に自分の作品を渡したことをプロ意識がないと責めていました。

 

ボクテは鈴愛のクビについてとうとう反応してしまい、「それだけは!」と声を出してしまい、立ち上がろうとして頭をカウンターにぶつけてしまいました。

 

下宿所に戻った三人はボクテの頭を手当てします。ボクテは自分がしてしまったことを後悔していて、頭の痛みより心の方がはるかに痛いと感じているようでした。

 

裕子はもう一度三人で羽織に謝りに行こうと提案します。これは三人の連帯責任であるように思っていて、羽織が気まぐれなことを利用して、時間を置いてから謝りに行こうと二人に声をかけました。

 

羽織の前で、三人並んで頭を下げますが、羽織は「私は許しません」と一蹴します。羽織はボクテも分かっているはずと自分の怒りをボクテが一番分かっていると考えていました。

 

鈴愛はボクテを庇おうとしますが、ボクテはそれを止めて、泣きながら羽織に謝りました。「もう遅いです。」と冷たい態度の羽織に、ボクテは鈴愛だけはここにいさせて欲しいとまた頭を下げました。

 

ボクテは鈴愛の人の良さに自分が付け込んだだけだと説明しますが、羽織は鈴愛のプロ意識が低すぎると避難し、さらに「エロ漫画にしやがって」と声を大きくして非難しました。

 

鈴愛の作品を「パクっただけでなく息の根を止めた」とボクテの雑誌に合わせたストーリーについて怒っていました。ボクテは土下座しようとすると、羽織はその行為が耐えられないらしく、鈴愛の事はボクテの頭のこぶに免じて許すと言ってくれました。

 

その後、ボクテは身の回り荷物だけを持って出ていく前に、鈴愛と裕子と話していました。行く先があるのかと尋ねる裕子に、二丁目にお友達がたくさんいると微笑んでいました。若菜もボクテに二丁目のお友達にとおやつ用のスイーツを手渡しました。

 

若菜からスイーツを受け取り、ボクテは微笑みながら手を振って出ていきました。翌朝、若菜が鈴愛の部屋の戸を叩き、ボクテの新人賞辞退により鈴愛の作品が繰り上がりで新人賞に決まったことを報告するところで今回のお話はおしまいです。

 

 

追伸

半分青いの続きのあらすじが気になる。鈴愛が今後どのようになるのか知りたいというあなたは下記をご覧ください。かなり詳しくネタバレされています。

 

半分青いのネタバレはココ

半分、青い。65話「パクられたわよ!」感想

半分、青い。65話は、羽織が若手アシスタントたちに今後の予定を説明しているところから始まります。裕子はデビュー作の連載化を目指して、鈴愛とボクテは引き続き新人賞に向けて作品を作るよう指導します。

 

ボクテは、秋風塾を非難する他社の編集者の言葉を思い出していました。羽織のもとで漫画を描くと言っても、結局は新人賞に応募するだけで、それは一般の人と同じなのではとしてきされていました。

 

裕子のデビューはたまたまで秋風塾に居るからといって必ずデビューできるとは限らない、高校自体のコミケ時代から目を付けていた自分に任せてほしいとボクテを説得します。

 

裕子たちが目指している新人賞で、大手ではライバルが多すぎるが、自分たちの雑誌であれば、条件付きではあるが、すぐに紙面に載せることが可能だと説明します。

 

そして、その条件なのか、その編集者はボクテに「お色気っぽいもの」を描けるかと尋ねていました。その言葉を思い出しながら、ボクテは「どんな雑誌であれ、自分の個性が出せる。」と羽織に話すと、羽織は「頼もしい」と笑っていました。

 

ボクテは下宿所の電話で編集者とネタの打ち合わせをしていました。帰ってきた裕子に気づいて、慌てて会話を変えていましたが、裕子はボクテが何をしているのか気づいて、焦るなと諭します。

 

この秋風塾がどんなに恵まれた環境なのか思い出させるように話していました。裕子の説得を流して、部屋に戻ったボクテはベッドに身を放り投げて、母親から来た手紙を読み返していました。

 

手紙には実家の呉服店を継ぐように促す内容でした。お見合いの話までつづられていて「漫画家を辞められても、ゲイは止められない」とつぶやいていました。夜、鈴愛は庭にいたボクテが声をかけます。

 

空には満月が出ていて、鈴愛が描こうとしている「月が屋根に隠れる」が描きなおしすぎて何が何だか分からなくなってしまったようです。迷走しすぎて混乱しているので、以前に描いた話を描きなおそうかと鈴愛が話していると、ボクテは鈴愛にお願いをしました。

 

それは鈴愛の「神様のメモ」をボクテに譲ってくれないかということでした。鈴愛は軽く自分もボクテが描きなおした作品を読んでみたいと答えます。

 

しかしボクテはさらに「それがそのまま雑誌に載るようなことがあってもいいか」と尋ねます。気が早いと笑う鈴愛に、ボクテは大事なことだと熱心にお願いをして、すこし怪訝そうな顔をしながらも鈴愛はいいよと了承しました。

 

羽織がホワイトボードにびっしりと話しの要素を描いて、考え込んでいると、鈴愛が突然応募作品を変更したいと謝りながら頭を下げました。ネームに煮詰まっていた羽織は、鈴愛が書き直したネームの一ページを見ただけで、いいじゃないかといって簡単にOKを出していました。

 

締め切りまであと10日、鈴愛は夜中に描き続けます。とうとう締め切りの日、朝、若菜が鈴愛の部屋にやってきて、「パクられたわよ!」ある雑誌を鈴愛に渡しました。ボクテの描いた「神様のメモ」が誌上に載っているのを見て衝撃を受けているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。64話「けーなるーい!」感想

半分、青い。64話は、鈴愛の実家の定食屋であわただしく晴たちが働いているところから始まります。そこへ電話がかかってきて、鈴愛が晴に裕子のデビューを報告していました。

 

デビューした裕子には担当者が付き、自己紹介した編集者が浮かれた様子で「一緒に頑張りましょう」と話をしていると、羽織が話に入ってきました。

 

羽織の若いころ、担当に恵まれなかったため、裕子の担当者がどのような人なのかが気になる様子です。羽織が自分の新人漫画家に対する考え方を熱弁していると、担当者は羽織の言葉によいしょしながら差し入れと、裕子宛てのファンレターを差し出していました。

 

担当者が帰った後、羽織は裕子に「実力だ」といってその第一号のファンレターを大切にしろと声をかけていました。ボクテは落ち込んだ様子でお昼を食べて、「全然味がしない」とぼやいていると、鈴愛はボクテのご飯を食べようと手を出そうとしてきます。

 

ボクテはそんな鈴愛にお気楽だと言うと、鈴愛は「友達の成功をねたむよりは喜びたい」と話していました。

 

しかし、やはり先にデビューした裕子の事を鈴愛は「けなるい」と表現しボクテに「けなるい」とは、いてもたってもうらやましい気持ちだと説明して「けーなるーい!」と空に向って叫びます。ボクテにも促して、二人で空に向って叫んでいました。

 

晴は、鈴愛から送られてきた裕子のデビュー作の載った雑誌を笑顔で読んでいました。鈴愛がデビューしたら、定食屋の本棚を鈴愛の本でいっぱいにしようと宇太郎が笑っていました。

 

裕子と鈴愛は色々な本屋さんで裕子のデビュー作が載った雑誌を買い集めて、公園のベンチに座って雑誌を積み重ねていました。鈴愛は裕子に先を越されたことを悔しいと思っていることを素直に話していました。

 

しかし、「友達にいいことがあったら喜びたい、そうしたら人生は二倍楽しくなる」と自分の考え方を裕子に伝えました。律が居なくなったときに裕子がいてくれて悲しいのが減ったこと、裕子が悲しいときは助けたいし、いいことがあったら喜びたい。

 

そして、「私も頑張る」と裕子の成功で自分も前向きになっていることを教えます。裕子は「鈴愛といるとこっちまで素直になる」と笑って答えていました。

 

羽織は裕子の漫画を読んで、デビュー作が上出来だと喜んでいました。次はボクテと鈴愛のどちらだろうと若菜と話していました。若菜はそんな前向きな羽織を喜んでいるようでした。

 

ボクテは喫茶店で誰かと会っていました。それは他社の編集者で、名刺を受け取ったボクテが複雑な表情で編集者を見つめているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。63話「打倒岐阜のサル!」感想

半分、青い。63話は、ボクテと裕子が下宿所のダイニングで鈴愛のことを話しているところから始まります。鈴愛の詩的な表現を例にして天才かもと裕子が話していると、ボクテは、あんなに傷つかないと描けないなら天才で無いのではないかと反論していました。

 

しかし、同じ漫画家の卵として、自分たちもとにかく頑張ろうと二人も気合が入ります。「打倒岐阜のサル!」と言って、裕子とボクテも机に向って、ネームを描き始めていました。

 

しかし、出来上がった鈴愛の原稿を見て、羽織は原稿をバラ撒きダメ出しをし始めました。構成や描き方の悪さを指摘して、結果は散々でした。結局鈴愛は同じ物語を150回も描き直しさせられていました。

 

並行してアシスタントの作業をこなし、いつの間にか一年が経過していました。その頃にはアシスタント作業も人物のペン入れまで任されるようになっていて、忙しい日々を送っていましたが、月の綺麗な夜には律を思い出していました。

 

夜、鈴愛は引き出しにしまっておいた律を呼び出す笛を取りだし、何度も笛を鳴らします。その音をリビングでボクテと裕子が聞いて心配していました。翌日、鈴愛はボクテと裕子の二人にこの笛を捨ててほしいとお願いしました。

 

しかし二人は鈴愛の大事な笛を受け取れません。すると突然羽織が現れて「俺が捨ててやる」と言って投げてしまいました。鈴愛の漫画に業を煮やした羽織は鈴愛を責め立てます。

 

このままではボクテと裕子にも負けてしまうと熱く語っていると、鈴愛は「悲しい気持ちを思い出させるために笛を捨てたのか」と質問しました。段々怒りが湧いてきたようで、鈴愛は羽織に「自分たちは漫画家の前に人間だ!悲しいことを喜ぶ変態になりたくない!」と反論します。

 

そして、羽織の事を「漫画を描くロボットで友達も家庭も居ないではない」かと言ってしまいました。羽織は「そんなものは創作の邪魔だ」と言って立ち去ってしまいました。鈴愛の目からは涙が溢れていました。

 

その後、羽織はゲームをしていましたが、手元には投げ捨てたはずの笛が置かれていました。裕子とボクテが植え込みに笛が引っかかっていないか探していると、羽織が現れて笛を差し出します。

 

裕子とボクテは嬉しそうに、鈴愛には植え込みに落ちていたと伝えると言ってその笛を受け取りました。そして、羽織に「家族や友達が居なくても、私たちは先生が好きです。」と笑顔で伝えます。裕子は早速、その笛を鈴愛に渡しに行っていました。

 

アシスタントの仕事と自分の漫画を描く作業を続ける日々をまた一年送り、とうとう裕子がデビューしました。三人で嬉しそうに漫画の雑誌を見ているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。62話「月が屋根に隠れる」感想

半分、青い。62話は、鈴愛が自分の部屋でボーッとしていると、裕子が鈴愛の好きなパンを持ってきてくれるところから始まります。七夕の短冊を川に流すことは禁止されているので、白い紙に巻いて捨てたと裕子は鈴愛に教えました。

 

それで夢が叶うと裕子が続けると、鈴愛は段々目が潤んできて、涙がこぼれてきました。裕子が優しく背中をさすると、鈴愛はとうとう裕子に抱き着いて声を上げて泣きだしてしまいました。

 

裕子はデジャヴだといって、正人との失恋の時の事を思い出していました。裕子は冷静に鈴愛が一週間で二回振られていると指摘すると、鈴愛も我に返り「ほんとや」と言って、「死ぬまでに何回振られればいいんだ」と落ち込みます。

 

しかし、泣きながら裕子の買ってきたパンを食べ始めていました。ボクテも鈴愛の部屋にやってきて、ボクテは鈴愛と律がくっつくと思っていたと話しました。鈴愛も本当はそう思っていたような気がすると言って、鈴愛はひたすらパンを食べていました。

 

仕事中、鈴愛は突然席を立ち、トイレに泣きに行ってしまいました。トイレから出て、窓から空を見上げると、晴れた空にはきれいな雲が浮かんでいました。その頃律は引っ越し中で、窓から同じ空を見上げていました。

 

羽織が鈴愛に声をかけると、鈴愛はあやまります。羽織は泣いてもいいから漫画を描けとアドバイスし始めました。創作は自身を救う、羽織はそう信じているそうです。

 

物語には人を癒す力があるとも説明していましたが、鈴愛はあまりピンと来ていない様子でした。鈴愛がボクテと裕子と三人でお昼を食べていると、ボクテと裕子が雲の形について話し始めます。

 

すると鈴愛は唐突に「律は雲に似てた」とつぶやきました。鈴愛は自分の気持ちを整理するようにひとりで話し始めます。鈴愛は律と正人を比較して、正人には触れたいと思っていたが、律にはそう言う気持ちを持っていなかったことを発見していました。

 

裕子はそれを聞いて、正人への想いは恋で、律と鈴愛はもっと深いところでつながっていたのではと自分の考えを話します。鈴愛は恋より深いその気持ちを「それは何色?」と裕子に質問して裕子は困惑していました。

 

すると、ボクテはメモを取り始め、鈴愛は無意識にいいことを言っている。これをネームにすればいい作品になるとアドバイスしていました。

 

羽織塾では、鈴愛にネタを話すよう羽織が促すと、「月が屋根に隠れる」というタイトルで先日の鈴愛と律の別れ話をモチーフに、断片的な言葉でイメージを語ります。

 

鈴愛の話に羽織は引き込まれ、最後は鈴愛の肩をつかんで「今描け、これは律君がくれたチャンスだ!」とアドバイスしました。

 

「律」の言葉に反応した鈴愛はまた悲しい気持ちを吐き出そうとしますが、羽織はその口を押えて「もうしゃべらなくていい、漫画にするんだ!」と急き立てていました。鈴愛は机に向って、ペンを取ります。無心に絵を描いているところで今回のお話はおしまいです。