まんぷく

まんぷく60話「私は武士の娘の娘です」感想

まんぷく60話は、福子からの手紙を萬平が受け取るところから始まります。萬平は手紙を読み上げます。世良や社員全員の名前をあげて、みんなを励まし、萬平を信じてくれるようお願いする内容でした。一緒に聞いていたチャーリーも心打たれた様子でした。

 

三田村会長も進駐軍に萬平の困っている人を助けたいという人柄について証言していました。雑居房では追い詰められた社員たちが、脱走しようかと言い始めていると、突然、高津が「赤とんぼ」を歌いだし、いつの間にか社員たちも一緒に歌いだします。

 

世良がチャーリーを見ると、チャーリーも歌を口ずさんでいました。萬平は曹長から無実の証拠が出てこない限り、軍事裁判に掛けられることになることを話されます。萬平は「自分が裁判に掛けられることはかまわない。その代り、世良と社員は釈放してください」とお願いします。

 

無実であることが証明できない軍事裁判は「不本意極まりない」といい、「辛い思いをするのは僕一人で十分です」と話していました。萬平たちがどうなるのか全く分からない状況で、鈴は不安がっていました。福子が平然としているように見えたようで、福子にどうして平気でいられるのと文句を言います。

 

福子は「どんな時も狼狽えてはいけませんと教えたのはお母さんでしょ!私は武士の娘の娘です」と鈴がいつも言っている言葉を自分バージョンに置き換えて言い返していました。

 

そこへ、進駐軍が再び現れて、「手榴弾を投げていたのはこの時間か」と尋ねます。事情をもともと知らなかった福子たちは混乱していました。軍人さんたちが海辺で手榴弾を投げると、魚が浮かんできて、福子は海に入り、浮かんだ魚を取り上げながら、嬉しそうに社員たちの無実を訴えていました。

 

すぐに萬平たちは全員釈放になり、萬平たちはようやく帰宅します。福子が赤ちゃんを抱きしめながらみんなを笑顔で見つめるところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく59話「萬平と社員たちは無実です」感想

まんぷく59話は、克子と忠彦が自分たちの家に帰るところから始まります。塩も売れなくなり、ダネイホンも在庫がなくなり手伝えることが無くなってしまっていました。タカが神戸も帰らないのかと悲しそうに尋ねると、忠彦は突然「そんなに神戸が好きなのか」と尋ねます。

 

タカが頷くと「帰ってきたら神戸と結婚してもええ」といい、タカは喜んでいました。結婚の話など一つも出ていない状況での事なので、克子は唖然としていました。雑居房でもタカちゃんファンたちと神戸がタカを恋しがっていました。

 

タカが待っているのは神戸だと言われ、神戸とタカは歳が十も違うと反論していましたが、萬平と福子も十歳はなれていると真一が口を出します。神戸がそれを聞いて嬉しそうにしていましたが、大事なことはタカが誰を選ぶのかで、「あの年ごろはコロコロ変わるぞ」と今度は神戸を脅していました。

 

そんな雑談の中、世良はチャーリーに話しかけます。世良はチャーリーが戦争の時に、日系人であったため、「向こうで辛い思いをしただろう」と話します。チャーリーは近づいてきて「やかましい」と返していました。

 

しかし、世良はかまわず話を続けるので、雑居房の柵越しに世良の服を掴んでチャーリーは世良を黙らせようとしますが、世良は「アメリカ人が大阪弁使うなボケェ」と追い打ちをかけ、チャーリーが何か言いかけようとします。そこへなぜか神戸が取調室に呼び出されました。

 

神戸が呼び出されたのは、萬平たちに不利な証言を神戸から強要するためでした。「本当の事を言えばお前だけは許してやる。立花萬平はクーデターを企んでいた、あの手榴弾はそのために準備していた」一言「そうだ」といえばお前は自由だと持ち掛けます。

 

しかし、神戸はすぐに「違います」と答えます。神戸は自分が萬平と福子に助けられたことを話し、萬平たちは理想の夫婦だと答えていました。夕方、福子と鈴が事情聴取に呼び出されます。

 

自分まで事情聴取に呼び出されたのかと鈴は驚いていて、福子は自分たち次第で、萬平たちの将来が決まるのだと感じていました。福子はまた夜中に英語で文章を考え始めます。

 

進駐軍の取り調べ室、鈴は源義経の話を強引にし始めていました。一方、福子は英語をいつから始めたかと尋ねられていました。家は父が生きていたころは裕福だったので家庭教師をつけてもらっていて、父親が亡くなった後は、貧乏になったが勉強は続けさせてもらえたことを話していました。

 

曹長は鈴を褒めた後、「萬平が無実である証拠を示してほしい」と福子にお願いします。福子は「証拠はない」と答えます。しかし、萬平は倉庫に置いてあった鉄板で塩を作り始め、自分の出産後の体調不良や、世の中には栄養失調で困っている人がたくさんいることを実感し、ダネイホンを作ったことを話します。

 

そして、英語で「社員たちは萬平さんを慕っている。社長の妻として萬平と社員たちは無実です」と毅然とした態度で主張していました。曹長が「もういい」と言うと、福子は「萬平さんに会わせてください」と懇願します。

 

しかし面会は断られ、手紙だけ検閲を通れば渡すことが出来ると福子が持ってきた手紙を受け取りました。福子が夕日を浴びながら、帰りの電車に揺られているところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく58話「立花萬平は悪くない」感想

まんぷく58話は、子供の寝顔を見つめながら、暗がりで「せやかてなんも悪いことしてないんやから」と一人つぶやいているところから始まります。

 

三田村会長は、たちばな塩業と世良商事を大阪商工会から外そうと他の役員たちから提案されていました。福子のところにも専売局から電話が割り、たちばな塩業との取引を止めるかもしれないと電話がかかってきていました。

 

萬平は取り調べで、ダネイホンの説明を求められていました。萬平は大阪中の栄養失調の人たちを助けたかったことと、そのきっかけは妻である福子の産後の肥立ちが悪かったことを話していました。

 

ダネイホンは今、病院に卸している事を話すと、それでは儲けにならないのではないかと指摘され、萬平は金儲けのために作ったものではないと説明します。曹長がダネイホンについて掘り下げて聞くのを軍曹が不思議そうにしていました。

 

そこへ、軍曹が呼び出され世良がもう一度手榴弾を投げてくれと交渉してきました。魚にも生活サイクルがあるから、時間を変えて手榴弾を投げてくれと説明します。魚が浮いて来れば無実だから自分は釈放だと主張しますが、軍曹は世良の話を聞き入れてくれません。

 

さらに、軍曹の元に、萬平について証言したい人が来たと連絡されます。面会するとそれは、牧善之介でした。大阪歯科医師会の理事である事を説明し、「立花萬平は善人である。新聞に書いてあるような人間ではない」と話します。

 

さらに、牧は萬平が憲兵に捕まっていたことを話してしまいます。軍曹はそれを聞いて喜びますが、牧は「それは濡れ衣で無実だった」としっかりと伝えていました。

 

さらに、加地谷も現れ、萬平の人柄について説明します。憲兵に捕まった話が牧の話とつながり、自分が軍事物資を横流しして、濡れ衣を萬平に着せたことを話します。

 

そして、萬平の無実が証明され解放されたときに萬平が「あなたを許します。あなたのおかげで僕は福子と結婚できた」と自分に伝えたことを話しました。今は一からやり直し、チンドン屋をやっていると胸を張っていました。チンドン屋の恰好で加地谷は「立花萬平は悪くない」というチラシを配っていました。

 

しかし、軍曹は牧や加地谷の話を受け流し、裁判に掛けようと曹長に進言します。曹長は何か迷っている様子でした。加地谷も牧も福子の様子を心配しているようで、電話や直接会いに来て励ましてくれます。

 

そんな福子は夜中に起きだし、英語の単語を調べながら、萬平たちの無実を主張する文章を作っている所で今回のお話はおしまいです。

まんぷく57話「嘘だったら誰に投げるのよ」感想

まんぷく57話は、福子は鈴たちに世良が捕まったことを報告するところから始まります。英語で何と言っていたと聞かれますが、福子もブランクが長くとっさに英語の会話を聞き取ることができなかったようです。

 

当の世良は取り調べで、しゃべりまくりっていて、進駐軍は無駄なことをしていると主張していましたが、結局、世良も雑居房に入れられてしまいました。世良は「脇が甘い」と萬平を責めます。真一は倉庫を紹介したのは世良ではないかと反論すると、社員たちも立ち上がり世良を威嚇していました。

 

再び萬平の取り調べでは、世良が萬平の技術力を絶賛していたことを逆手に取られて、そんなに素晴らしい技術者ならば、我々にたてつけるような武器を作ってしまうかもしれないと萬平に話します。

 

しかし、萬平は「僕は兵器を作りません」ときっぱり言い返しました。「世の中には栄養失調で困っている人が居るのに、またあなたたちと喧嘩するなんて暇はない」と言い切りました。

 

福子は三田村会長に電話で萬平たちの事を相談します。しかし、さすがの三田村会長でも進駐軍から助け出すことは難しいと答えていました。しかし、「立花君は釈放される」と福子を励ましてくれます。

 

電話を切り、福子が三田村会長の言葉で自分を奮い立たせていると、ラーメン屋の夫婦とハナちゃんが現れます。夫婦はラーメンを持ってきてくれ、福子や克子たちに食べさせてくれました。

 

手榴弾が見つかっただけで、逮捕なんてと克子が怒っていると、ラーメン屋の夫婦はお店でお客さんが海辺で爆発音がしていたと話していたことを教えました。

 

男性が手榴弾を海に向って投げていたという目撃情報もあったようで、進駐軍を攻撃する訓練をしていると疑われていたのかもしれないと話しました。それを聞いて福子たちは混乱します。

 

そこへ、進駐軍が手榴弾を投げていた三人組を連れて現れました。海辺で手榴弾を投げ、魚が浮かんでくるか確認しにきたようですが、手榴弾を投げても、魚は浮かんでこず、男たちは引き戻されてしまいました。

 

手榴弾での漁は嘘だったと認識されてしまったようです。福子は車に戻ろうとする曹長に「嘘だったら誰に投げるのよ!あなたたちに向って投げるというのですか!萬平さんは絶対にそんなことしません。」と叫んでいました。

 

雑居房では、魚が浮かんでこなかったことを三人組が伝え、三人組をみんなで責め始めますが、萬平は割って入り、「すべてが裏目に出ている状況だが、仕事でも似たようなことはあった」とみんなを落ち着かせます。福子に言い返された軍人さんが、自分の妻らしき写真を眺めているところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく56話「でっちあげのクーデター」感想

まんぷく56話は、萬平と男性社員が進駐軍に連行され、克子と忠彦が福子の元に駆け付けるところから始まります。なぜ倉庫に手榴弾があったのかと、克子が不思議がっていると福子は元々日本軍の倉庫だったことを克子に教えていました。

 

忠彦は、進駐軍が日本に残っている徹底的に武器を探していることを話します。マッカーサーの暗殺未遂もあり、進駐軍は取り調べを厳しくしているようです。もし疑いを張らせなかったら、軍事裁判に掛けられ、最悪の場合死刑もあることを説明していました。福子は不安に押しつぶされそうになっています。

 

混乱しながらも、福子は萬平がダネイホンと塩を納品してほしいと言っていたことを思い出します。しかし、社員が全員連行されてしまい、このままでは会社もつぶれてしまうので、何とか納品だけでもしなければと話していました。

 

萬平は取り調べで、元々日本軍の倉庫だったものをどうやって手に入れたのかを尋ねられていました。萬平は眠気をこらえながら、素直に友人の紹介で譲ってもらったことを話すと、曹長がその友人に興味を示していることに気づき、「その人は関係ないから言えない」と答えます。

 

すると、このままでは周りが不幸になると脅されてしまいました。雑居房では長い取り調べを受けている萬平のことを社員たちが心配をしています。手榴弾を使っていた三人組がみんなに謝り、仕事の忙しさでうっぷんがたまっていたことを話します。

 

ただでさえ塩づくりで忙しかったところに、ダネイホンの研究や製造の仕事まで増え、社長のわがままに振り回されたのがこの結果だと、社員たちがその場にいない萬平を責め始めました。

 

「軍事裁判に掛けられて死刑になるかもしれない」と不安が募り、萬平の批判派と擁護派に分かれて、喧嘩が始まりそうになり、また雑居房の見張り番のチャーリーが「黙れ」と一喝します。

 

社員たちが、チャーリーはどっからどう見ても日本人だと絡み始めると、チャーリーは英語で自分は日本が大嫌いで、金髪の白人になりたかったと怒った様子で話し始め、騒いだら懲罰房に入れるぞと付け足し立ち去ります。

 

チャーリーの怒りが分からない様子でしたが、日系アメリカ人の憤りを感じでみんな黙り込みます。福子は事務所で対応に追われ、忠彦や克子は塩とダネイホンの瓶詰を鈴と一緒に手伝ってくれていました。

 

鈴はあまりの忙しさに悲鳴を上げています。すると外から車の音が聞こえ、みんなが表に出ると、新聞記者が現れました。社員たちが手榴弾の騒ぎをかぎつけて、取材に着た様子ですが、一方的に萬平たちが反乱を企てた前提で話をしていて、福子たちは動揺を隠せない様子でした。

 

真一は取り調べで萬平や福子たちの人柄について一生懸命説明しますが、同調するように話を聞いていた軍曹は自分を騙しているのかと英語で問いかけ、結局、クーデターを企んでいたのではないのかと一喝されてしまいました。

 

新聞記事には、たちばな塩業のクーデターの記事が載ります。それを見た世良が福子に電話をしていると、世良の元にも進駐軍が現れて、世良を連行されてしまう所で今回のお話はおしまいです。

まんぷく55話「落ち着いてどうすればいいの」感想

まんぷく55話は、萬平たちが進駐軍に対して反乱を企てていると疑われ、海辺で爆発音を聞いた人がいるので調査していると伝えられているところから始まります。萬平がうちは普通の会社だと主張していると、手榴弾で漁をしていた社員たちが恐る恐る手をあげます。

 

三人が倉庫に手榴弾がある事を説明し、床下にあった手榴弾を確認すると、進駐軍は「全員逮捕だ」と言って、萬平や真一を含む男性社員を連行していきます。連れ去られる中、萬平は福子に「ダネイホンと塩を出荷してくれ」と伝えます。

 

福子は克子に電話して状況を説明します。事情を聞いた克子は忠彦と福子のところに出かけて行きました。取調室では一人ずつ取り調べを受け、漁をしていた三人組は、それぞれ手榴弾で魚を摂ろうとしていたと説明しますが、進駐軍の人達は信じていない様子です。

 

雑居房に戻った三人組は社員たちにも手榴弾の事を説明します。簡単にたくさんの魚を捕れたと説明しますが、なんで釣竿を使わなかったのかと他の社員からは非難を浴びてしまいました。

 

しかし、毎日みんなが食べられる分だけの魚を捕れるわけがないと反論します。みんなに黙っていたということは、後ろめたい事をしていると思ったからなのではと指摘されてしまい、喧嘩が始まってしまいました。

 

すると、雑居房を監視していた、流暢に関西弁をしゃべる日系の進駐軍の軍人が一喝して騒ぎを納めます。真一の取り調べでは、なぜ証券会社からたちばな塩業に転職したのかを尋ねられていました。自分はただの営業だと答えても嘘をつくなと怒鳴られてしまいます。

 

萬平の取り調べでは、萬平の年齢を知った進駐軍の曹長がその年は自分が日本語をマスターした年だと言うと、萬平はホッとしたような顔になりましたが、曹長は、アメリカがいずれは日本が敵になることを認識したうえで日本語を勉強していたことを話すと、萬平の顔が曇ります。

 

さらに、「戦争に負けて悔しいだろう、国を占拠されて反感を持つこともある。しかし、反逆をすることは決して許さない」と萬平を脅していました。

 

萬平が今まで作っていたものの説明を求められ、萬平はハンコ作りや根菜切断機、幻灯機などの話をすると、曹長は「君は一体何がやりたいんだ」と質問されてしまいました。

 

そして、たちばな塩業の社内の写真を並べて、「ここに映っているものを説明しろ」といわれると、一枚の写真に福子が映り込んでいて、萬平は福子の事を思います。

 

福子は突然何か思いついて、電話に飛びつき弁護士に電話をかけます。鈴が少し離れた場所から嘆いているのを遮っている間に、電話は切られてしまいました。鈴が少し落ち着きなさいというと、福子は「落ち着いてどうすればいいの」追い詰められた様子で言い返していました。

 

長時間の取り調べで萬平は疲れ果てていました。福子もリストアップした弁護士の事務所に電話をかけ問い合わせているところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく54話「進駐軍の捜査」感想

まんぷく54話は、真一が萬平の会社に入り、社員たちに挨拶しているところから始まります。鈴は、経理をもうやらなくていいのかと少しふて腐れていると、真一は鈴に「色々と教えてください」と頭を下げていました。

 

神戸は鈴の事を「特別顧問だ」と言って盛り上げ、鈴はまんざらでもない様子です。そこへ近江谷が飛び込んできて、ダネイホンを病院に卸すための認可が下りたと認可証を萬平に見せます。

 

萬平はそれを聞き、「ダネイホンをどんどん作れるぞ」と社員たちに伝え、みんなで盛り上がります。ダネイホンは病院からの評価もよく発注も増え、会社は軌道に乗っていました。しかし、鈴は不満そうにため息をつきます。

 

経理の仕事は真一が一手に引き受けて、鈴は何もすることが無いとぼやいていました。毎日毎日社員たちの世話だけに終始するのが不満なようです。福子は自分やタカも手伝っていると言って聞かせますが、鈴はなぜか「真一にあれこれ教えるのがつらい」と言い出しました。

 

真一と話していると咲のことを思い出してしまうといわれ、福子は何も言えなくなってしまいます。萬平は売り上げが順調であることを三田村会長に報告します。世良は相変わらずダネイホンに否定的でした。

 

萬平はそんな世良に世良商事で日本全国にダネイホンを売ってほしいとお願いします。世良は病院だけにしか売れないのは慈善事業と一緒だといい、「儲けにならんことはやらん」と拒否すると、三田村は「それは違う」といい自分の裁判官の友達の話を始めました。

 

その裁判官は正義感が強く法を破ることを頑なに拒否していました。しかし、戦後では法を犯している闇市でないと食料が確保できない時代です。周りが説得しても信念を曲げなかったその裁判官は栄養失調で結局亡くなってしまいました。

 

三田村はその時ダネイホンがあったら彼は死ななかったかもしれないと遠い目をして話します。病院だけにしか売れなくてもいいではないかと世良を諭して、三田村は世良商事でダネイホンを売ることを世良に指示しました。

 

夜、萬平の話を聞いた福子は一安心とばかりにその話を喜んでいました。萬平はこの仕事が成功したのは、自分を励まし真一を連れてきて、源を育てながらみんなの世話をしっかりやってくれる福子のおかげだと話します。

 

社員たちの雰囲気も良くなり会社も軌道に乗りつつありますが、福子は「真一と話していると咲の事を思い出す」と言った鈴のことが気がかりのようでした。赤ちゃんの源が夫婦の間で、声のする方を振り向いてキョロキョロしていて可愛かったです。

 

夜中、鈴の枕元に咲が現れます。咲は「真一さんを嫌わないで」と鈴にお願いしていました。鈴が色々言ってはぐらかそうとすると咲は「真一さんに優しくしないと私はもう出てこないわよ」と脅します。それを聞き鈴は真一に優しくすると約束していました。

 

翌朝、早めに出社した真一を鈴はにこやかに対応していました。まだ朝食中で和やかな雰囲気でしたが、バタバタと足とが聞こえ、進駐軍が捜査だと言っておしかけ場が一変します。

 

海で爆発音があったという通報を受け、「どこに武器を隠している」と尋ねられました。萬平は弁解しようとしますが、銃を向けられ「動くな」と制止されるところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく53話「これをほしがる客」感想

まんぷく53話は、ダネイホンの商品が完成する日から始まります。克子の家ではタカが弟たちにパンに塗ってたべさせますが、「おいしくない」と言って子供たちは食べるのを止めていました。

 

神戸たちは店頭で販売しますが、味見をして貰ってもおいしくないと不評です。値段も高くほとんど売れないと神戸は会社にいる萬平たちに報告します。その連絡を受けがっかりしながら、萬平は「三田村会長に報告しに行く」と、気が重い様子で出かけて行きました。

 

三田村のところには世良も居て、世良はダネイホンのダメ出しをしていました。ダネイホンを試食した三田村は「そんなにまずいとは思わない」と評価してくれます。しかし、値段はやはり高いと感じているようです。萬平はたくさん売れば値段が下げられると説明します。

 

世良はまたダメ出ししようとしますが、三田村は「本当にいいものだったら売れるのでは」と世良に投げかけます。しかし、「これをほしがる客が誰でどこに居るのかを考えなければいけない」と萬平にアドバイスしてくれました。

 

萬平はその後、克子の家に顔を出します。家には忠彦だけがいて、忠彦はタカと神戸の関係を尋ねますが、萬平は全く分かっておらず、事情を聞こうとする萬平をはぐらかして、ダネイホンの話に切り替えます。

 

ダネイホンが売れてないことまで見透かされ、萬平は売れない原因を探していることを説明しました。すると、忠彦は、いい絵を描くことだけを考えて、売るのが苦手な自分と一緒だと笑っていました。

 

忠彦は誰か商売のできる人に頼んでみてはといい、「そうだ真一さんがいい」と続けます。萬平は家に戻ると、真一が失業したと忠彦から聞いたことを福子たちに報告します。

 

以前、福子たちのところに訪れた時点で、真一は失業していたようです。福子が真一を心配していると、萬平は「ウチで雇っていたらどうだろうか」と相談しました。

 

ダネイホンの売れ行きが悪いく、社員たちがこのままではおかずも減ると予想していました。しかし、魚釣り組は含み笑いでおかずは大丈夫だと話します。その三人は相変わらず手榴弾で魚取りを続けていました。

 

萬平の提案を受けて、福子は真一の家に訪れ、真一に自分たちの会社に来てもらうようお願いします。萬平には経営を分かっている人についていてほしいとお願いすると、真一は前にも言った通り、経営は福子がやるべきだと話します。しかし、福子は「自分には励ますことしかできない」と答えていました。

 

真一には他の大きな会社に入れる可能性もあるけれど、うちに来てほしいと福子がまたお願いすると、真一は「あんな大きな会社でもつぶれるんだよ」と少し笑みを浮かべて、会社の大きさでは無いことを説明していました。そして、萬平の会社を見て真一は心動かされたものがあったようです。

 

真一は福子に「僕に声をかけてくれてありがとう」といい、真一の方から萬平の会社で働かせてくれと頭を下げてくれました。福子も座り直し「ありがとうございます」と頭を下げます。

 

真一がお茶を入れなおしに席を立つと、福子は咲の遺影を見ながら「ありがとう」と咲に声をかけていました。真一はダネイホンを病院に売り込むことを提案してくれました。家に戻った福子は萬平にそれを伝えます。

 

萬平は三田村に言われた事を思い出し、その提案に萬平もしっくり着た様子で、二人は源をあやしながらニコニコしているところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく52話「萬平さんだけが分かっていないこと」感想

まんぷく52話は、萬平の社員たちへの仕事の割り振りが見当違いで、塩づくり組の負担だけが増え、塩づくり組が文句を言いながら、わかめを取っているところから始まります。

 

福子は萬平にそのことを話しますが、萬平は「開発のためには仕方がない」と一蹴してしまいました。その日、珍しく真一が福子たちのもとに訪れます。真一が持ってきたお土産の李に萬平が興味を示していました。

 

 

鈴は源を見ている真一に咲と真一の子供もみたかったといい、福子にたしなめられていましたが、真一も同じ気持ちだと笑っていました。

 

 

福子は真一を連れて職場を案内し、研究室に入ると先ほどの李が早速研究材料にされていました。福子はお土産として李を持ってきてくれた真一の手前、申し訳なそうにしていました。

 

 

李を使ったダネイホンが出来上がり、早速試食します。鈴は「おいしくはない」とはっきり言いますが、福子は気を使って「食べられなくもない」と答えると、萬平と社員たちは喜んでいました。

 

 

社内を案内された真一は、萬平が社員たちの事をちゃんとわかっているのかという疑問を福子に問いかけます。真一から見て、萬平は社長には向いておらず、新しいことを考えていくのが彼の才能であるため、みんなをまとめるのは福子の仕事で福子がもっと前に出た方がいいとアドバイスしました。

 

 

福子は福子なりに思う所はあったようですが、社員はみんな萬平を慕って仕事をしてくれていると、萬平の求心力を確信していました。しかし、真一の言葉も受け止めて、もっと考えてみると答えていました。

 

 

福子は食事中の社員たちの様子を伺います。あいかわらず、塩づくり組とダネイホン組に別れた状態で、楽しそうに仕事の話をするダネイホン組を苛立たしそうに横目で見ながら食事をしています。

 

 

社員たちが夕食を摂っている間も萬平は仕事を続けていました。夕食をみんなと一緒に食べた方がいいと萬平に声をかけますが、萬平は仕事に夢中です。福子は社員たちの喧嘩の一件がまだ解決していないと話します。しかし、萬平はピンと来ていないようで、夜中の喧嘩が収まった時点で問題は解決していたと思っていたようです。

 

 

福子は「萬平さんだけが分かっていないことがある」と話します。萬平が不思議そうにしていると、福子は社員みんなが萬平と一緒に仕事をしたいと思っていると説明します。

 

ダネイホン組と同じように、他の社員と一緒に仕事をしていないことを伝えると、萬平はやっと状況が分かった様子です。そこで、福子は萬平からみんなに話をするようにアドバイスしていました。

 

 

萬平はすぐに食事中の社員たちに話しかけ、塩づくり組の社員一人一人名前を呼び、今までの事を謝り、深く頭を下げました。そして、塩づくりとダネイホンの組分けを止めて、交代制にすることを宣言します。

 

ダネイホンを売り出すためには、塩づくり組にも製造工程を把握しておいてもらわないといけないと話し、みんなに新しい仕事を手伝ってもらいたいと改めてお願いしていました。

 

 

塩づくり組の社員たちは、萬平の新しい仕事が手伝えることを心から喜んでいる様子で、やっとみんなが嬉しそうにし始めるところで今回のお話はおしまいです。

まんぷく51話「社長のせいだ」感想

まんぷく51話は、タカが神戸に福子たちが夫婦喧嘩していたこを報告していました。源の熱は夜中に汗をかいて一気に引いて、福子もほっとしていました。

 

しかし、福子は萬平が不機嫌でも「私は遠慮しません。」と鈴に宣言していました。鈴は自分の主張が通ったと思い、福子を応援していました。

 

そこへ、なぜかごきげんな萬平は源の様子を見に来ましたが、遠慮しない宣言したものの、福子はグダグダになって、言いたいことも言えない調子です。逆に、萬平は言いたいことだけ言ってにこやかに立ち去ってしまいました。

 

萬平に呼ばれ、福子たちは萬平たちが作ったダネイホンを試食します。鈴は「まずい」と率直にいい、タカも「おいしくない」とはっきり言います。萬平は「どうしたらいいんだ」と頭を抱えていました。

 

一方、世良は三田村会長に投資先である萬平の動きを言いつけるように報告していました。ダネイホンの研究を「止めた方がいいのでは」という世良に、三田村は「しばらく様子を見た方がいい」と返します。

 

目先の事ばっかり追いかけず、長い目で見るというのも必要な事だと逆に世良を諭していました。神戸が家に帰るタカを見送って振り返ると、後ろには鈴が立っていました。

 

鈴はタカちゃんファンたちから、タカと神戸が怪しいということを吹き込まれていて、「タカに手を出したのか」と怖い顔で尋ねます。

 

神戸が否定すると鈴は「タカをたぶらかしたら許しませんからねぇ」と念押しして立ち去って行きました。夜中、福子の枕元に亡くなった咲が居ました。

 

咲は萬平は福子が支えないといけないと笑いながら福子を諭します。社員たちは暑くて寝られないと団扇で扇ぎながら文句を言っていました。

 

塩づくり組はダネイホンがまずくて食べられたものではなく、自分たちは暑い中仕事をしているときに、売れないものを作りやがってとダネイホン組に文句を言い始めます。

 

神戸が自分たちも忙しいのだと説明しますが、「でもタカちゃんとは逢引するんだ」とからかわれてしまいます。鬱憤の溜まった社員たちは、そのまま大喧嘩を始めてしまいました。

 

鈴が大声でその騒ぎを止め、社員たちに事情を聞きます。ダネイホン組と塩づくり組が分かれて喧嘩していることを知り、鈴はすぐに「社員が対立しているのは社長のせいだ」と萬平を責めます。

 

夜中ということもあり、とりあえず福子が場を納め、これで終わりだと解散させます。鈴はなぜか物足りなさそうにしていました。

 

社員たちの大げんかと鈴に言われたことばで萬平は目が覚めた様子でした。部屋に戻った萬平は福子の謝り、塩づくり組の事もちゃんと考えなければと、考えを改めていました。翌日、萬平は「これからはみんなでダネイホンを作ろうと思う」と社員たちに通達します。

 

しかし、萬平は仕事の割り振りを間違えていて、体力の要る塩づくり組の仕事をさらに増やした形になっていて、話を聞いていた福子は頭を抱えます。ますます不満がたまり、3人の社員たちが手榴弾を海に投げ込んでいるところで今回のお話はおしまいです。