半分、青い。67話「援護射撃」感想

半分、青い。67話は、鈴愛の実家の定食屋で、鈴愛のデビュー作が載った雑誌を大量に買ってきて、晴や仙吉たちと盛り上がっているところから始まります。裕子は事務所のレクレーションルームで鈴愛にモス小ミュールを作って、乾杯していました。

 

どうして、街に繰り出してお祝いしないのか鈴愛が裕子に尋ねると、2年ずっと事務所で漫画を描いていた自分たちが、おしゃれな場所に出るのは無理があると頭を抱えていました。

 

しかし、そうやって頑張ってきたから新人賞を取ることができたのだと笑いながら話していました。鈴愛は、ボクテの代わりに繰り上げで入賞したことが複雑で、心からは喜べない様子でした。そこへ鈴愛に宅配便が届きました。

 

それは、バラのケーキでボクテからのお祝いでした。メッセージカードにはボクテが他の雑誌でメジャーデビューを目指していることや、鈴愛への謝罪がつづられていました。

 

鈴愛の実家では、草太が大量に買ってきた雑誌からアンケートはがきを切り取り、記入していました。友達にアルバイト料として五平餅を出して、みんなでアンケートを記入していました。晴も、別の場所で必死にアンケートを記入しています。

 

鈴愛にも担当者が付いて挨拶にやってきました。鈴愛のアンケートはがきが大量に来ていると説明して、はがきの束を見せられていました。鈴愛は微妙な表情で、さりげなく何かを隠していると、羽織が鈴愛の挙動不審に気づき問いただします。

 

実は、鈴愛は草太にアンケートはがきを出す報酬として、デビューしたら車を買ってやるとそそのかして、アンケートを出させていたのでした。

 

鈴愛が隠していたのは、はがきの消印で、羽織はそれに気づき、さらにはがきに五平餅のたれが付いていると言って、匂いを嗅いで、これはまさしく仙吉の五平餅だと断言していました。

 

編集者の前で大量のアンケートが組織票だという事がバレ、担当者も決まっていた連載はどうなるのかと上司に尋ねます。

 

上司は編集部でも鈴愛の作品の評価が高かったことと、アンケートはがきはこれだけではないと言って、別の袋から大量のアンケートはがきを出して見せました。これの消印は東京だと笑って、鈴愛の連載は決定だと言ってくれました。

 

裕子は心の中で「けなるい!」と叫び、ボクテの連絡先を探して電話をかけていました。実は東京の消印だったアンケートはがきはボクテが二丁目のお友達を動員したやはり組織票だったようで、裕子はやはり自分の推測が当たったのかと、ホッしたようながっかりしたような複雑な様子で肩を落としていました。

 

しかし、ボクテはアンケートだけでは連載は決まらないと笑って言うと、裕子もそれに同意していました。ボクテの組織票は、罪滅ぼしの援護射撃で、ボクテは本当に鈴愛の漫画が好きだと話していました。

 

裕子はボクテの近況も心配していました。ボクテは編集部への持ち込みを始めたと話し、月刊リリーに漫画を持ち込むことを考えていることを裕子に教えていました。電話でボクテと話をしている裕子の話しを羽織が聞いていました。

 

羽織は自室に戻り、月間リリーの編集長の名刺を眺めていました。羽織が好きではなさそうな人物でしたが、羽織はおもむろに電話をかけて、その編集長と話を始めます。

 

雑誌を褒めまくり、そして、ボクテの話を始めていました。羽織もボクテに援護射撃をしてくれるようです。裕子も連載を目指して気合を入れ、ネームを描いているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。66話「繰り上がり入賞」感想

半分、青い。66話は、羽織が、鈴愛の作品をボクテがパクったと鈴愛に話すところから始まります。それを聞き、鈴愛はボクテが自分の「神様のメモ」をボクテが描きたいといって了承したことを報告します。

 

ボクテを探していた若菜は、どこにもいないことを羽織に伝えます。しかし、ボクテは羽織の事務所にあるレクレーションルームのバーカウンターの下に隠れていました。

 

羽織と二人きりになった若菜はボクテの処遇をどうするのか羽織に尋ねていると、そこに電話がかかってきました。電話の相手は月刊ガーベラの編集長でした。

 

羽織はレクレーションルームに入って来て、裕子と鈴愛に今回のガーベラの新人賞にボクテの作品が新人賞に選ばれたことを教えました。ボクテは三人の中では一番技術があると説明していると、鈴愛はカウンターの下に隠れていたボクテの存在に気づきます。

 

ボクテも鈴愛と目が合い、口に人差し指を当てて何も言わないようジェスチャーをしていました。羽織は裏切り者のボクテをクビとし、ガーベラの新人賞も辞退という形で、取り下げると言い出しました。

 

鈴愛はボクテの作品を評価していて、どうにかならないかと訴えますが、羽織もボクテを評価はしていましたが、裏切り行為に対しての怒りが収まりません。裕子もボクテは魔がさしたのだけだと羽織を説得しようとします、そして裕子もボクテに気づきました。

 

ボクテが聞いているのを知った二人は複雑な表情で、羽織の話を聞きます。羽織はデビューした雑誌が気に入らないと怒っていて、鈴愛もクビだといいだしました。鈴愛が簡単に自分の作品を渡したことをプロ意識がないと責めていました。

 

ボクテは鈴愛のクビについてとうとう反応してしまい、「それだけは!」と声を出してしまい、立ち上がろうとして頭をカウンターにぶつけてしまいました。

 

下宿所に戻った三人はボクテの頭を手当てします。ボクテは自分がしてしまったことを後悔していて、頭の痛みより心の方がはるかに痛いと感じているようでした。

 

裕子はもう一度三人で羽織に謝りに行こうと提案します。これは三人の連帯責任であるように思っていて、羽織が気まぐれなことを利用して、時間を置いてから謝りに行こうと二人に声をかけました。

 

羽織の前で、三人並んで頭を下げますが、羽織は「私は許しません」と一蹴します。羽織はボクテも分かっているはずと自分の怒りをボクテが一番分かっていると考えていました。

 

鈴愛はボクテを庇おうとしますが、ボクテはそれを止めて、泣きながら羽織に謝りました。「もう遅いです。」と冷たい態度の羽織に、ボクテは鈴愛だけはここにいさせて欲しいとまた頭を下げました。

 

ボクテは鈴愛の人の良さに自分が付け込んだだけだと説明しますが、羽織は鈴愛のプロ意識が低すぎると避難し、さらに「エロ漫画にしやがって」と声を大きくして非難しました。

 

鈴愛の作品を「パクっただけでなく息の根を止めた」とボクテの雑誌に合わせたストーリーについて怒っていました。ボクテは土下座しようとすると、羽織はその行為が耐えられないらしく、鈴愛の事はボクテの頭のこぶに免じて許すと言ってくれました。

 

その後、ボクテは身の回り荷物だけを持って出ていく前に、鈴愛と裕子と話していました。行く先があるのかと尋ねる裕子に、二丁目にお友達がたくさんいると微笑んでいました。若菜もボクテに二丁目のお友達にとおやつ用のスイーツを手渡しました。

 

若菜からスイーツを受け取り、ボクテは微笑みながら手を振って出ていきました。翌朝、若菜が鈴愛の部屋の戸を叩き、ボクテの新人賞辞退により鈴愛の作品が繰り上がりで新人賞に決まったことを報告するところで今回のお話はおしまいです。

 

 

追伸

半分青いの続きのあらすじが気になる。鈴愛が今後どのようになるのか知りたいというあなたは下記をご覧ください。かなり詳しくネタバレされています。

 

半分青いのネタバレはココ

半分、青い。65話「パクられたわよ!」感想

半分、青い。65話は、羽織が若手アシスタントたちに今後の予定を説明しているところから始まります。裕子はデビュー作の連載化を目指して、鈴愛とボクテは引き続き新人賞に向けて作品を作るよう指導します。

 

ボクテは、秋風塾を非難する他社の編集者の言葉を思い出していました。羽織のもとで漫画を描くと言っても、結局は新人賞に応募するだけで、それは一般の人と同じなのではとしてきされていました。

 

裕子のデビューはたまたまで秋風塾に居るからといって必ずデビューできるとは限らない、高校自体のコミケ時代から目を付けていた自分に任せてほしいとボクテを説得します。

 

裕子たちが目指している新人賞で、大手ではライバルが多すぎるが、自分たちの雑誌であれば、条件付きではあるが、すぐに紙面に載せることが可能だと説明します。

 

そして、その条件なのか、その編集者はボクテに「お色気っぽいもの」を描けるかと尋ねていました。その言葉を思い出しながら、ボクテは「どんな雑誌であれ、自分の個性が出せる。」と羽織に話すと、羽織は「頼もしい」と笑っていました。

 

ボクテは下宿所の電話で編集者とネタの打ち合わせをしていました。帰ってきた裕子に気づいて、慌てて会話を変えていましたが、裕子はボクテが何をしているのか気づいて、焦るなと諭します。

 

この秋風塾がどんなに恵まれた環境なのか思い出させるように話していました。裕子の説得を流して、部屋に戻ったボクテはベッドに身を放り投げて、母親から来た手紙を読み返していました。

 

手紙には実家の呉服店を継ぐように促す内容でした。お見合いの話までつづられていて「漫画家を辞められても、ゲイは止められない」とつぶやいていました。夜、鈴愛は庭にいたボクテが声をかけます。

 

空には満月が出ていて、鈴愛が描こうとしている「月が屋根に隠れる」が描きなおしすぎて何が何だか分からなくなってしまったようです。迷走しすぎて混乱しているので、以前に描いた話を描きなおそうかと鈴愛が話していると、ボクテは鈴愛にお願いをしました。

 

それは鈴愛の「神様のメモ」をボクテに譲ってくれないかということでした。鈴愛は軽く自分もボクテが描きなおした作品を読んでみたいと答えます。

 

しかしボクテはさらに「それがそのまま雑誌に載るようなことがあってもいいか」と尋ねます。気が早いと笑う鈴愛に、ボクテは大事なことだと熱心にお願いをして、すこし怪訝そうな顔をしながらも鈴愛はいいよと了承しました。

 

羽織がホワイトボードにびっしりと話しの要素を描いて、考え込んでいると、鈴愛が突然応募作品を変更したいと謝りながら頭を下げました。ネームに煮詰まっていた羽織は、鈴愛が書き直したネームの一ページを見ただけで、いいじゃないかといって簡単にOKを出していました。

 

締め切りまであと10日、鈴愛は夜中に描き続けます。とうとう締め切りの日、朝、若菜が鈴愛の部屋にやってきて、「パクられたわよ!」ある雑誌を鈴愛に渡しました。ボクテの描いた「神様のメモ」が誌上に載っているのを見て衝撃を受けているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。64話「けーなるーい!」感想

半分、青い。64話は、鈴愛の実家の定食屋であわただしく晴たちが働いているところから始まります。そこへ電話がかかってきて、鈴愛が晴に裕子のデビューを報告していました。

 

デビューした裕子には担当者が付き、自己紹介した編集者が浮かれた様子で「一緒に頑張りましょう」と話をしていると、羽織が話に入ってきました。

 

羽織の若いころ、担当に恵まれなかったため、裕子の担当者がどのような人なのかが気になる様子です。羽織が自分の新人漫画家に対する考え方を熱弁していると、担当者は羽織の言葉によいしょしながら差し入れと、裕子宛てのファンレターを差し出していました。

 

担当者が帰った後、羽織は裕子に「実力だ」といってその第一号のファンレターを大切にしろと声をかけていました。ボクテは落ち込んだ様子でお昼を食べて、「全然味がしない」とぼやいていると、鈴愛はボクテのご飯を食べようと手を出そうとしてきます。

 

ボクテはそんな鈴愛にお気楽だと言うと、鈴愛は「友達の成功をねたむよりは喜びたい」と話していました。

 

しかし、やはり先にデビューした裕子の事を鈴愛は「けなるい」と表現しボクテに「けなるい」とは、いてもたってもうらやましい気持ちだと説明して「けーなるーい!」と空に向って叫びます。ボクテにも促して、二人で空に向って叫んでいました。

 

晴は、鈴愛から送られてきた裕子のデビュー作の載った雑誌を笑顔で読んでいました。鈴愛がデビューしたら、定食屋の本棚を鈴愛の本でいっぱいにしようと宇太郎が笑っていました。

 

裕子と鈴愛は色々な本屋さんで裕子のデビュー作が載った雑誌を買い集めて、公園のベンチに座って雑誌を積み重ねていました。鈴愛は裕子に先を越されたことを悔しいと思っていることを素直に話していました。

 

しかし、「友達にいいことがあったら喜びたい、そうしたら人生は二倍楽しくなる」と自分の考え方を裕子に伝えました。律が居なくなったときに裕子がいてくれて悲しいのが減ったこと、裕子が悲しいときは助けたいし、いいことがあったら喜びたい。

 

そして、「私も頑張る」と裕子の成功で自分も前向きになっていることを教えます。裕子は「鈴愛といるとこっちまで素直になる」と笑って答えていました。

 

羽織は裕子の漫画を読んで、デビュー作が上出来だと喜んでいました。次はボクテと鈴愛のどちらだろうと若菜と話していました。若菜はそんな前向きな羽織を喜んでいるようでした。

 

ボクテは喫茶店で誰かと会っていました。それは他社の編集者で、名刺を受け取ったボクテが複雑な表情で編集者を見つめているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。63話「打倒岐阜のサル!」感想

半分、青い。63話は、ボクテと裕子が下宿所のダイニングで鈴愛のことを話しているところから始まります。鈴愛の詩的な表現を例にして天才かもと裕子が話していると、ボクテは、あんなに傷つかないと描けないなら天才で無いのではないかと反論していました。

 

しかし、同じ漫画家の卵として、自分たちもとにかく頑張ろうと二人も気合が入ります。「打倒岐阜のサル!」と言って、裕子とボクテも机に向って、ネームを描き始めていました。

 

しかし、出来上がった鈴愛の原稿を見て、羽織は原稿をバラ撒きダメ出しをし始めました。構成や描き方の悪さを指摘して、結果は散々でした。結局鈴愛は同じ物語を150回も描き直しさせられていました。

 

並行してアシスタントの作業をこなし、いつの間にか一年が経過していました。その頃にはアシスタント作業も人物のペン入れまで任されるようになっていて、忙しい日々を送っていましたが、月の綺麗な夜には律を思い出していました。

 

夜、鈴愛は引き出しにしまっておいた律を呼び出す笛を取りだし、何度も笛を鳴らします。その音をリビングでボクテと裕子が聞いて心配していました。翌日、鈴愛はボクテと裕子の二人にこの笛を捨ててほしいとお願いしました。

 

しかし二人は鈴愛の大事な笛を受け取れません。すると突然羽織が現れて「俺が捨ててやる」と言って投げてしまいました。鈴愛の漫画に業を煮やした羽織は鈴愛を責め立てます。

 

このままではボクテと裕子にも負けてしまうと熱く語っていると、鈴愛は「悲しい気持ちを思い出させるために笛を捨てたのか」と質問しました。段々怒りが湧いてきたようで、鈴愛は羽織に「自分たちは漫画家の前に人間だ!悲しいことを喜ぶ変態になりたくない!」と反論します。

 

そして、羽織の事を「漫画を描くロボットで友達も家庭も居ないではない」かと言ってしまいました。羽織は「そんなものは創作の邪魔だ」と言って立ち去ってしまいました。鈴愛の目からは涙が溢れていました。

 

その後、羽織はゲームをしていましたが、手元には投げ捨てたはずの笛が置かれていました。裕子とボクテが植え込みに笛が引っかかっていないか探していると、羽織が現れて笛を差し出します。

 

裕子とボクテは嬉しそうに、鈴愛には植え込みに落ちていたと伝えると言ってその笛を受け取りました。そして、羽織に「家族や友達が居なくても、私たちは先生が好きです。」と笑顔で伝えます。裕子は早速、その笛を鈴愛に渡しに行っていました。

 

アシスタントの仕事と自分の漫画を描く作業を続ける日々をまた一年送り、とうとう裕子がデビューしました。三人で嬉しそうに漫画の雑誌を見ているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。62話「月が屋根に隠れる」感想

半分、青い。62話は、鈴愛が自分の部屋でボーッとしていると、裕子が鈴愛の好きなパンを持ってきてくれるところから始まります。七夕の短冊を川に流すことは禁止されているので、白い紙に巻いて捨てたと裕子は鈴愛に教えました。

 

それで夢が叶うと裕子が続けると、鈴愛は段々目が潤んできて、涙がこぼれてきました。裕子が優しく背中をさすると、鈴愛はとうとう裕子に抱き着いて声を上げて泣きだしてしまいました。

 

裕子はデジャヴだといって、正人との失恋の時の事を思い出していました。裕子は冷静に鈴愛が一週間で二回振られていると指摘すると、鈴愛も我に返り「ほんとや」と言って、「死ぬまでに何回振られればいいんだ」と落ち込みます。

 

しかし、泣きながら裕子の買ってきたパンを食べ始めていました。ボクテも鈴愛の部屋にやってきて、ボクテは鈴愛と律がくっつくと思っていたと話しました。鈴愛も本当はそう思っていたような気がすると言って、鈴愛はひたすらパンを食べていました。

 

仕事中、鈴愛は突然席を立ち、トイレに泣きに行ってしまいました。トイレから出て、窓から空を見上げると、晴れた空にはきれいな雲が浮かんでいました。その頃律は引っ越し中で、窓から同じ空を見上げていました。

 

羽織が鈴愛に声をかけると、鈴愛はあやまります。羽織は泣いてもいいから漫画を描けとアドバイスし始めました。創作は自身を救う、羽織はそう信じているそうです。

 

物語には人を癒す力があるとも説明していましたが、鈴愛はあまりピンと来ていない様子でした。鈴愛がボクテと裕子と三人でお昼を食べていると、ボクテと裕子が雲の形について話し始めます。

 

すると鈴愛は唐突に「律は雲に似てた」とつぶやきました。鈴愛は自分の気持ちを整理するようにひとりで話し始めます。鈴愛は律と正人を比較して、正人には触れたいと思っていたが、律にはそう言う気持ちを持っていなかったことを発見していました。

 

裕子はそれを聞いて、正人への想いは恋で、律と鈴愛はもっと深いところでつながっていたのではと自分の考えを話します。鈴愛は恋より深いその気持ちを「それは何色?」と裕子に質問して裕子は困惑していました。

 

すると、ボクテはメモを取り始め、鈴愛は無意識にいいことを言っている。これをネームにすればいい作品になるとアドバイスしていました。

 

羽織塾では、鈴愛にネタを話すよう羽織が促すと、「月が屋根に隠れる」というタイトルで先日の鈴愛と律の別れ話をモチーフに、断片的な言葉でイメージを語ります。

 

鈴愛の話に羽織は引き込まれ、最後は鈴愛の肩をつかんで「今描け、これは律君がくれたチャンスだ!」とアドバイスしました。

 

「律」の言葉に反応した鈴愛はまた悲しい気持ちを吐き出そうとしますが、羽織はその口を押えて「もうしゃべらなくていい、漫画にするんだ!」と急き立てていました。鈴愛は机に向って、ペンを取ります。無心に絵を描いているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。61話「バイバイ。律。」感想

半分、青い。61話は、鈴愛が律と電話と話しているところから始まります。話がしたいと律に言われて、二人は喫茶店で話を始めます。律から、清がフクロウ会の写真を鈴愛が破ったと聞かされ、鈴愛はどちらを信じるかは律の自由だと返事しました。

 

律は鈴愛を信じるといい、清が鈴愛にやきもちを焼いていると話します。鈴愛は清が自分にだけやきもちを焼いているのではなく、律の知らない時間があることが嫌だと清が話していたことを教えました。そこまで話して、鈴愛は「恋って怖いな」と漏らします。

 

清の律に対する執着を鈴愛には理解できない様子です。そして、清と言い合っていた自分も怖いと言っていました。律は鈴愛が清に言った「律は私のものだ返せ」と言ったことをそれはアウトだと指摘しました。

 

律は、自分は誰のものでもない、和子のものですらないと話し、鈴愛の言った言葉は鈴愛と律の関係を壊す言葉だったと律は感じていたようです。鈴愛は、今まで律の隣が自分の場所だった、なんであの子が律の部屋に居るのかとまた少し興奮した様子で言ってしまいます。

 

しかし、律は鈴愛と距離を置くために引っ越そうと思うと話しだしました。律は「清が好きだ」と率直にいい、清を傷つけたくないと説明すると、鈴愛は律と今まで通りの関係でいたかったと反論しましたが、「ルールを破ったのはそっちじゃん」と少し怒った様子で答えました。

 

この決断は律にも辛いようで、泣きそうになりますが、律はあえて鈴愛に笑って「これが鈴愛に残る最後の顔だから」と言うと、鈴愛は「笑いながらひどいことを言う」と軽くショックを受けていました。

 

律も鈴愛と離れることは本意ではないようで、鈴愛を親友として恋人より貴重な存在だと思っていたようです。鈴愛が「律には私が必要じゃないのか」と聞くと、律は鈴愛も正人と恋愛をしていたではないかと返していました。

 

鈴愛は律の決意を受け入れますが、「律が居なくなったら地面が無くなったみたいになってしまう」と素直な気持ちを漏らしました。しかし、律は「もう遅いよ鈴愛」と答えました。もう別れは変えられないようです。

 

鈴愛と律は夜道を歩きながら、鈴愛は最後のわがままを聞いてほしいと言って、思いでゴッコを始めました。糸電話、ゾートロープ、ともしび、鈴愛の晴れ着、卒業式と二人は楽しそうに思い出のワードを口にしていました。

 

二人は鈴愛の下宿所までたどり着くと、律は「誕生日おめでとう鈴愛」と一日遅れたお祝いの言葉を口にしました。「バイバイ。律。」、「さよなら鈴愛。」とお互い言い合って、鈴愛は律に背を向けたまま涙をこぼして、下宿所に入って行きました。

 

帰ろうとした律は、笹に掛けてあった鈴愛の短冊に気付きます。その短冊には「リツがロボットを発明しますように」と書かれていて、律が短冊を笹から外して眺めているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。60話「思い出の誕生日」感想

半分、青い。60話は、鈴愛と裕子が清に律の部屋へ招き入れられるところから始まります。鈴愛は裕子と一緒に律の部屋に入り、清にお茶を出されましたが、鈴愛はすぐに帰ろうとします。しかし清は鈴愛の腕を引っ張って止めて、鈴愛と話したかったと言われました。

 

清は今日が律の誕生日なので家に来ていたと説明して、そこにケーキがあるとベッドの横に倒れているケーキの箱に目をやりました。

 

喧嘩になって律は部屋から出ていってしまったと説明します。喧嘩の原因は鈴愛たちと映っている写真を清が外してほしいとお願いしたことから始まりました。

 

律はこの写真は今でも続く「フクロウ会」の大切な思い出で大切な仲間だから外せないと拒否したのをきっかけに口論になったようです。

 

清は律の隣で笑っている鈴愛たちの写真を憎たらしそうに見つめながら、律に自分の知らない時間があることが、過去であっても許せないと話しました。

 

鈴愛はまた帰ろうとしますが、清はまた鈴愛を止めて「人の恋人を笛吹いて呼ぶの、止めてくれないかな」と強い口調で鈴愛を責め始めました。さらに、清は写真をはぎとろうとしますが、鈴愛が必死でそれを止めます。

 

だんだん鈴愛も怒りが湧いてきて、「律の指にまでマネキュアをするなんて気持ちが悪い!」と言い返して、とうとう、「律は私のものだ。律を返せ!」と清に言ってしまいました。

 

怒った清は鈴愛を突き飛ばし、鈴愛が壁にぶつかった表紙にフクロウ会の写真が破れてしまいました。清がちょうどよかったと皮肉な笑いを漏らしている中、鈴愛は破れた写真を悲しそうに見つめていました。

 

しばらくして、律は帰宅しますが、険悪なムードの三人を見てたじろぎます。鈴愛はまた帰りますと言って、律に「誕生日おめでとう」とだけ言って裕子と帰って行きました。鈴愛たちが帰った後、清は律に抱き着いて律もそれを受け止めていました。

 

鈴愛は晴からかわいいくまのぬいぐるみ、菜生からは自作のかわいいトートバッグ、ブッチャからも電話でお祝いの言葉を贈られていました。ブッチャは律にもお祝いの電話をしたが居なかったと話していました。

 

鈴愛は事務所のみんなに囲まれて、誕生日ケーキのろうそくの火を吹き消します。そして、過去の誕生日の日を思い出していました。

 

子供のころに律の家でやったお誕生日会、律からたくさんの風船のプレゼントをもらった日、高校生の誕生日、いつも律を呼び出すときに使っている笛を律から貰った日の事。鈴愛はケーキを前に泣き始めてしまい、パーティの席を外して下宿所に戻りました。

 

すると下宿所に律から電話がかかってきました。律が名乗った後、二人が黙り込んでしまう所で今回のお話はおしまいです。

半分、青い。59話「やきもち」感想

半分、青い。59話は、律と清が喫茶店で鈴愛と遭遇し、鈴愛と清は「初めまして」と挨拶します。鈴愛は屈託なく清の弓道の事をかっこよかったと褒めていましたが、鈴愛以外の人はなんだか不穏な空気を感じ取っていました。

 

離れた席へ座ろうとする清たちを裕子は呼び止めて、律が鈴愛のためにスープを作ったことをわざわざ清に話しました。もちろん、清はそれに反応します。

 

席に戻った裕子は清が鈴愛の事を見下しているような言動に腹が立ったと話していました。しかし、ボクテは清が鈴愛より女としてランクが上と笑って言っていました。

 

清は席についた後、律に自分にもスープを作ってくれとねだっていました。確かにそれだけ聞いたらかなり気になりますし、人によっては腹を立ててしまいますよね。

 

羽織の事務所では、おやつを食べながら最近心に刺さったことを羽織がアシスタントたちに尋ねていました。鈴愛は律の左の薬指1本だけにマネキュアが塗られていたことを話しました。

 

そして、スープを作ってくれたときに自分だけ恋愛がうまくいっているのを「自粛」と言って、薬指に絆創膏を貼っていたことも続けて話します。

 

鈴愛はこの先マネキュアを塗りたいと思っても菫色は選ばないと言うと、羽織は「なかなか正直でよろしい」と笑っていました。一方、清は律の部屋に飾られている写真に写っている鈴愛の顔を爪でバッテンキズをうっすら付けていました。

 

どこからか戻ってきた律のマネキュアの絆創膏を見て、清はモヤモヤしているようです。清は律の絆創膏を外して自分の11本目の指と言っていました。とてもかわいいのに嫉妬深そうな清が怖いです。

 

羽織の事務所の庭では七夕の飾りで鈴愛たちは大量の短冊を書いていました。バーベキューの準備をしていると羽織は鈴愛の誕生日なのだからと、律と正人を呼んであげたらどうだと口を滑らしていました。

 

ボクテにたしなめられて、律だけでも呼んでこいと鈴愛に指示をします。鈴愛は裕子と誕生日ケーキを買った帰り道、律のマンションの外から笛を三回鳴らして、同じ誕生日の律に「誕生日おめでとう」と声をかけました。

 

出てくる気配がないので二人は帰ろうとしますが、ドアが開く音が聞こえて振り返ると、律の部屋のベランダから清が出てきて鈴愛と目が合いました。鈴愛は「やってまった」とつぶやいているところで今回のお話はおしまいです。

半分、青い。58話「特製スープ」感想

半分、青い。58話は、律と一緒にいることで失恋した鈴愛の涙が止まってきたところから始まります。鈴愛は律の爪にマネキュアが塗られているのを見て、どうしたのかと律に尋ねました。

 

「清に塗られた」と答えた律に、自分以外の女性を呼び捨てにするのを始めてみて鈴愛はこっそりショックを受けているようでした。正人は親戚の空き家へ引っ越しが完了して、遊びに来ていた律と空っぽになった部屋で話をしていました。

 

律が「一人に絞ってちゃんと恋愛をしろ」と声をかけると、正人はふられたら一人になってしまうことが怖くて一人に絞れないことを話していました。今度は正人が律に、「律はやっぱり鈴愛ちゃんなんじゃないの」と言い出します。

 

なぜかドラえもんのたとえになっていましたが、最終的に自分はもっと色々恋愛したいのだといったように落ち着いていました。律はまだ色々考え中なようです。律の答えに納得した正人は鈴愛の律の関係については「君たちは慣れられないよ」と言って予言をしていまいた。

 

鈴愛は泣きながら涙防止マスクをして仕事をしていました。原稿に零れ落ちないよう目の下をガードしたマスクでした。マスクは鼻水的なものを防止でしょうか。羽織は若菜から鈴愛が失恋した話を聞いて、ニヤッとしながら鈴愛に声をかけました。

 

フラれた日から3日間ずっと泣いているとボクテは説明して、鈴愛の脱水症状を心配しますが、裕子はどんなに泣いても数ccだと言って鈴愛もそれに驚いていました。

 

羽織は楽しそうにしていましたが、若菜が仕事をしろと声をかけて雑談は解散になりました。そのとき律は羽織の事務所に電話をかけてきました。ボクテに鈴愛の状況だけ聞いて電話をきると、電話BOXの外では清が待っていました。

 

清は誰に電話をかけたのかと尋ねますが、律は言葉を濁して一緒に歩いていきました。清は律にロボットの研究室に連れてきてもらいました。元気のないことに教授が気づくと清も同じことを思っていたようで、「早くどこかに行きたいって顔してる」と言われてしまいました。

 

夜、鈴愛は部屋に戻ってくるなり、また泣き始めようとしていましたが、律が鈴愛の部屋にやってきました。律が台所でスープを作って鈴愛に食べさせると、鈴愛はおいしそうに笑いながらスープを食べていました。

 

笑顔が戻ってきた鈴愛は清にマネキュアを塗られた律の爪に絆創膏が張られていることに気づきました。律にそれをきくと、「自分だけうまくいってるのもなと思って、自粛。」と答えていました。

 

翌日、鈴愛は仕事中無意識に涙防止マスクを外していました。笑顔がもどり、ボクテと裕子もほっとした様子で、鈴愛と一緒に遊ぶことで鈴愛を励ましていました。

 

鈴愛が元気を取り戻し、喫茶店でボクテと裕子たちとおいしそうにご飯を食べていました。そこへ律と清がお店に訪れて、鈴愛が驚いているところで今回のお話はおしまいです。