わろてんか106話「しゃべらん漫才」感想

わろてんか106話は、トキと楓さんがリリコと四朗のプロマイドを選んでいるところから始まります。てんはうわの空で、プロマイドよりもリリコと四朗の漫才をどうしようかと考えているようでした。

 

そこへキースとあさりさんがやってきました。あさりさんはプロマイドを見て「あれはアカンで」と言い出します。口出しをしようとしたあさりさんをキースは慌てて止めますが、てんは二人にご飯をおごるというと、二人はあっさりアドバイスを始めました。

 

あの台本は面白い、面白いから逆に難しい。面白いことを一生懸命やろうとして力が入りすぎていると指摘しました。肩に力が入りすぎていることがお客さんにも伝わってしまい、お客さんがリラックスして笑えない。

 

あの二人が緊張しないであの二人らしい漫才のやり方を考えてあげなければいけないと二人はアドバイスしてくれました。高座では相変わらず四朗がギクシャクした話し方になっていました。それをてんとあかねさんが途方にくれながら観ていました。

 

隼也の次の仕事は売店の売り子さんです。ぬるい感じで売り子さんをやっていると、亀井さんが現れて、そんな声のかけ方では誰も買ってくれないとアドバイスしました。

 

隼也が「こんな饅頭どこにでも売っている」と愚痴ると、亀井さんはにっこりしながら「ひやしあめゴーロゴロや」と言いました。

 

何のことか分からずにいる隼也に亀井さんはてんが以前、真夏に売店でひやしあめを氷の上に並べてゴロゴロがしながら売っていたことを教えました。

 

どこにでも売っているものを売るにはてんように工夫が必要、「さて、ぼんはこのまんじゅうどうやって売るつもりでっか」と言って立ち去ってきました。

 

歌子の店ではリリコと四朗がお昼を食べていました。リリコは四朗にドイツに行きたい理由を聞きます。才能さえあれば誰にでもチャンスはあると答えます。

 

さらにリリコがドイツ語がしゃべれるのか聞くと、四朗はむせながら言葉が分からなくても、音楽で分かりあえると答えていました。夜、家では隼也がキースとあさりさんの似顔絵を上手に描いて、てんに見せていました。

 

売店の売り上げをあげるために準備をしているようです。隼也はリリコ達について悩んでいるてんに「何かあったら相談のるで」と言うと、てんは笑って同じ言葉を隼也に返します。

 

夜中の観客の居ない寄席で、リリコと四朗が漫才の練習をしています。四朗は少しだけスラスラセリフが言えるようになっていました。昼間の歌子の店では、歌子の試作品のお弁当を女性陣が試食していました。

 

かまぼこがハートの形になっていてかわいらしいお弁当になっていました。吉蔵がつまみ食いをしようとして、歌子が仕事に行けと掛け合いを始めて漫才のようになっていました。

 

歌子が吉蔵を追い出した後、コテンパンに言われて、吉蔵がなにも口答えが出来ないところが面白いとトキたちが話しているのを聞いて、てんがひらめきました。

 

四朗がしどろもどろになって、リリコがしゃべりまくる方がお客さんは面白いと思うのでは、てんは思いついたことを口にします。歌子もそれを聞いて「あるかもしれん」といい、トキが急いで二人を呼びに行きました。

 

リリコと四朗が現れると、てんは四朗に「高座でしゃべるのをやめませんか?」と尋ねます。リリコと四朗がおどろいていると、四朗はしゃべくり漫才ではなくしゃべらん漫才をやろうとてんが提案するところで今回のお話はおしまいです。

 

わろてんか105話「月刊キタムラ」感想

わろてんか105話は、北村笑店から雑誌を出すことを、てんと楓さんが提案書にまとめて風太に見せるところから始まります。雑誌で北村笑店の芸人さんたちを一人一人紹介していくことを説明すると、風太は雑誌を作ること自体は面白いと言ってくれました。

 

しかし、提案書の販売価格では赤字になると指摘ます。そこへりんが現れました。どうやらてんたちの雑誌に協力するために来てくれたようです。風太がどうゆうことか分かりかねていると、りんは「笑いは薬、薬は藤岡屋」と笑いながら言います。

 

北村笑店から出す雑誌には藤岡屋の広告を出して、広告収入で雑誌の運営を賄うと風太に説明します。藤岡屋では薬だけでなく、化粧水なども扱うようになっていました。女優であるリリコにその化粧品を使ってもらえたら、広告費など安いものだと言ってくれました。

 

隼也がりんの話しに入ろうとすると、風太は北村笑店の芸人の顔と名前を3日以内にすべて覚えろと言われ、話しに入らせてもらえませんでした。リリコとシローは寄席に上がるようになりましたが、四朗はしどろもどろでなかなか笑いは取れないようです。

 

隼也は一生懸命指示通りに芸人さんの顔を覚えていました。顔なじみのキースたちに「おっちゃん」といって風太に怒られていました。お茶の好みもすべて覚えろとさらに指示されますが、早速間違えて芸人さんに怒られていました。

 

芸人さんたちにはお使いを色々頼まれて、帰宅した隼也はぐったりしていました。リリコと四朗はプロマイド用の写真撮影をしていますが、四朗は緊張して顔がこわばってしまいます。

 

楓さんは記事用にリリコに取材をし、吉蔵は「月刊キタムラ」の編集長になりました。着々と準備が整っていきます。歌子の店で、リリコと四朗はご飯を食べていると、リリコは四朗になんでしゃべらないのかと質問します。

 

つっかえるのが怖いと素直に答えると、舞台でもないのに、つっかえても誰も怒らないとリリコは反論します。四朗はさらに周りが頑張っているのを見ると、怖くなる、みんなをがっかりさせてしまうのが怖いと話します。

 

四朗はリリコに怖くないのかと質問するとリリコも怖いと答えました。リリコは「四朗も怖いと思うのならちょうどよい、二人で死ぬ気で頑張るだけや」と笑って言いました。

 

夜、外でリリコと四朗はネタの練習しています。それをキースとあさりさんが眺めていました。歌子の店では伊能氏が一人お酒を飲んでいました。そこへ偶然てんが現れて、二人はリリコと四朗の話をします。

 

てんが一番最初の漫才が面白かったと言うと、伊能氏はそう感じた理由を考えることをてんに勧めました。二人は歌子が出してくれたステーキを食べるところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか104話「社長の極意」感想

わろてんか104話は、リリコがてんの家でやけ食いのように晩御飯を食べているところから始まります。てんと隼也はリリコと四朗の漫才が面白かったとリリコを励まそうとしましたが、新聞の批評は厳しかったようです。

 

それでも、てんは二人に頑張ってもらいたいと伝えました。リリコもこのまま引き下がる気はないようで、何かいい手を考えないといけないと現状をどうにかしたい様子でした。

 

朝、風太一家が藤吉の仏壇に朝の挨拶をした後、風太はリリコ達をこれからどうするのかとてんに尋ねました。そこへ隼也が現れて、てんと風太にお願いがあると言い出しました。

 

隼也のお願いは北村笑店で丁稚奉公することでした。風太の下について隼也は社員に挨拶をします。風太は早速、隼也に偉そうな態度を取っていました。北村笑店の会議では大漫才大会の結果を報告しています。

 

大漫才大会は繁盛したようで、社員たちが嬉しそうにしていると、てんは風太に「リリコ アンド シロー」はどうだったのか尋ねます。風太は相変わらず、女流しゃべくり漫才の企画の事を女社長の道楽だと言って止めるようにすすめます。

 

風太が伊能氏に意見を求めると、てんの不安そうな顔をチラっと見た後、「やり遂げる気持ちが無く、怖気づくようでは止めた方がいい」とアドバイスしました。

 

夜、てんは藤吉の仏壇の前に座り、藤吉の遺影に語り掛けます。夢で藤吉と会えた時のように、再び鳥の鈴を振りますが藤吉は現れません。そこへ、伊能氏から電話がかかってきていました。

 

昼間はてんに厳しく言いすぎたのではないかと心配していました。てんがリリコ達の事を気にしていると、伊能氏は「人前で悩むな。へこたれるな。一旦やると決めたことを諦めるな。これが社長の極意だ。」とまたアドバイスしました。

 

電話を切ったてんは少し元気が出てきたようでした。昼間、風太は隼也に掃除をさせながら、寄席の社員の心得を唱えていました。そこへ、てんと楓さんがきて、リリコ達をもう一度、寄席にあげて欲しいと風太にお願いしに来ました。

 

風太がてんと楓さんの毅然とした口調に押されて、昼の寄席なら出してもいいと妥協しました。嬉しそうにてんたちが立ち去ると、風太は悔しそうにして隼也にやつあたりしていました。

 

歌子の店で、てんがまた寄席が出られることをリリコと四朗に報告すると、四朗は自分がきちんとセリフを言えるように何回でも練習すると気合が入っていました。楓さんは北村笑店から記事を出すことを提案します。

 

新聞記事に好き勝手に描かれるのではなく、芸人さんの人となりを北村笑店から発信しようと考えているようです。そこに歌子が雑誌をお弁当とセットで売ってはどうだろうと提案します。

 

さらにリリコのプロマイドも売ってはどうだろうとどんどんみんなから色々な案が出てきました。みんながやる気になって盛り上がっているところで今回のお話はおしまいです。

 

わろてんか103話「次は勝で」感想

わろてんか103話は、てんの前に亡くなったはずの藤吉が現れて、てんに話しかけるところから始まります。てんが驚いてパニックになっていると、藤吉がてんにこの4年間よく頑張ったとねぎらいの言葉をかけてくれました。

 

藤吉はてんに座るように合図して、北村笑店は藤吉が居るころより大きくなっている、てんが社員をつなぎとめているからだとてんを励まします。藤吉は「ミス・リリコ アン・ドシロー」を諦めるなと言いました。

 

てんがどうすればいいのか分からないと言うと、藤吉は「芸人に本気で怒るのも興行主の仕事や。怒ったれ」とアドバイスしました。いつの間にか、てんは横になっていて、ふと目を覚ましました。

 

辺りは暗くなっていて、藤吉の事は夢だったのかとつぶやきます。しかし、言われたことは信じている様子でした。翌日、てんはまず四朗に話を聞きます。

 

四朗は留学の資金を貯めるために漫才の仕事を引き受けたことを話しました。四朗はリリコの能力の高さを評価していて、自分に自信がない様子でした。

 

リリコも顔を出したところで、てんが怒りだしました。二人が素直になれず本人には言わないことを二人の前で話します。てん自身も興行主として自信がないが自分は腹をくくると宣言しました。

 

「一流の芸人になるまできっちり育てます。」と二人の顔をみて言いました。そこへトキが買い物から帰ってきて、二人の衣装を持ってきました。

 

さらに楓さんも書き直した台本を持って現れます。準備が進む中、てんはリリコと四朗にやるのかやらないのかと声をかけます。リリコと四朗も覚悟ができたようでした。

 

いよいよ大漫才大会が始まり、風太が芸人さんたちに発破をかけます。リリコ達も気合十分で、リリコはキースたちに絡んでいました。リリコも四朗も緊張した様子で出番を待っていました。

 

リリコは着物に着替えいて、やっぱりとても綺麗です。てんが「おきばりやす」と声をかけ、いよいよ二人の初舞台が始まりました。舞台に立った途端、四朗は大勢のお客さんに圧倒されてしどろもどろになってしまいました。

 

ろくに言葉が出てこない四朗をリリコがフォローして笑いに変えていきます。アコーディオンを弾き始めると、四朗は少し落ち着きを取り戻してようで、リリコが歌い始め、お客さんは満足そうにしていました。

 

大漫才大会の結果はキース・あさりが優勝したようです。リリコが落ち込んでいると、風太も含め、社員はみんな上出来だったと評価してくれました。

 

リリコは少し立ち直って「今回は負けたけど次は勝で」と四朗に声をかけます。てんたちが打ち上げをしながら気合を入れているところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか102話「ミス・リリコ アン・ドシロー」感想

わろてんか102話は、北村笑店の女性陣が打ち合わせをしているところから始まります。そこへ隼也がアメリカから帰国してきました。すっかり大人になった隼也はてんに「ただいま」と声をかけます。

 

夜、隼也は藤吉の仏壇にも帰ってきた報告をし、隼也はてんに「これからはアメリカの芸も勉強しないといけない、自分がてんに教えてあげる」と言っていました。てんはそんな隼也を藤吉にそっくりだと笑っています。

 

翌日、事務所では風太が「自分が隼也を立派に育てる」と張り切っていました。そこへ、リリコが現れて女性陣と四朗で打ち合わせが始まりました。リリコと四朗のコンビ名を考えていると、隼也が顔を出して「ミス・リリコ」はどうだろうと提案しました。

 

「ミス・リリコ アンド シロー」と黒板に書きだされたのを見て、四朗が自分の頭には何かつかないのかと質問すると、リリコが文字に「・」を加えて、「ミス・リリコ アン・ドシロー」にしてしまいました。

 

衣装合わせではリリコがすっかり四朗をドシロー呼ばわりしています。隼也はリリコには着物が良いとアドバイスしました。四朗の意見にみんな感心してそのまま採用することになりました。

 

文芸部では、楓さんが書いたネタの台本に吉蔵が口出しして、手直ししてしまいました。ネタをてんたちに見せると、リリコは四朗にネタを読み上げさせます。

 

四朗がスラスラ読み上げられないことに文句を言い、ネタも今までの漫才と代わり映えがしなくて面白くないと厳しく批判しました。てんももっと女性が思っていることを書いたほうが面白いのではないかと感想を言っていると、手直しした吉蔵は泣きそうになっていました。

 

リリコが歌子の店で歌の練習をしていると、外では四朗が歌子のレッスンを受けていました。瓜売りの早口言葉をうまくしゃべれず歌子が凄みながら練習させています。

 

次は四朗とリリコの二人が歌の練習をしていると、四朗はリリコが楽譜を読めないことを指摘しました。すると、リリコが四朗に八つ当たりしてしまい、四朗を完全に怒らせてしまいました。

 

四朗が出て行ってしまうと、リリコは自分の口の悪さに落ち込んでしまいました。早くもコンビは解消の危機に陥ってしまいました。その話を聞いた風太は、もう女社長の道楽は辞めてくれと頭をさげられ、てんは困ってしまいます。

 

てんは伊能氏にも報告に行くと、伊能氏は四朗とリリコなら今までにない新しい漫才を生み出せるのではないかと考えていたようです。

 

うまくことが進まず、てんは藤吉の仏壇の前で落ち込んだ様子で、藤吉から貰った鳥がついた鈴を揺らしていると、鈴が外れて落ちてしまいます。慌てて鈴を拾おうとすると、てんの前に藤吉が現れるところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか101話「楽師・四朗」感想

わろてんか101話は、伊能氏が歌子の店へ訪れるところから始まります。伊能氏はリリコの相方候補を連れてきてくれました。それは、先日リリコと道でぶつかった男性でした。

 

伊能氏はその男性のことを、活動写真で伴奏の楽師をしていた井上四朗と紹介しました。男前の部類ではないと判断されたようで、女性たちはみんな期待が外れた反応をしていました。

 

楓さんは伊能氏に断ろうとしまが、伊能氏はとにかく演奏を聞いてくれとお願いしました。四朗が舞台に上がり、アコーディオンを演奏しだすと、女性たちはすごいと感心して拍手をしますが、リリコは「いやや」と激しく否定します。

 

そもそもすべてが自分好みでないと言い切り、アコーディオンの音が外れていることを指摘していました。四朗はリリコのきつい言い方に我慢できなくなったようで「もう結構です」と言って立ち去ってしまいました。

 

伊能氏も四朗を追いかけて出て行きました。キースとあさりさんが楽屋でネタ合わせをしていると、楓さんが現れました。キースとあさりさんは偵察なのかとピリピリしています。

 

あさりさんが「おなごに負けたりしたら、えらい笑いもんやさかいな」と言うと楓さんが「そんな古臭い頭やから、映画やレビューに負けてしまうんとちゃいますか」とやり返していました。

 

伊能氏は歌子の店で、四朗にご飯をおごっていました。四朗がリリコの悪口を言っていると、リリコとてんが現れて、リリコが後ろからツッコミを入れていました。4人で同じテーブルに座り、リリコと四朗が喧嘩腰に会話を続けます。

 

またリリコの毒舌を受けて、四朗は無言でアコーディオンを再び演奏し始めました。リリコは四朗の演奏と途中で止めます。四朗はリリコの指摘を受けて、アコーディオンを修理に出してはずれていた音をもとに戻したようです。

 

お金が無くて修理に出せなかったようですが、リリコは少しぐらい音が狂っていてもお客には分からないだろうという姿勢が芸人として一番気に食わなかったようです。

 

リリコも四朗も相方はお断りだといって立ち去ろうとします。てんは四朗を呼び止めて、リリコは口が悪いが本当はいい人だと説明しますが、帰ってしまいました。リリコも伊能氏の呼び止めるのを無視して帰ってしまいました。

 

困ったてんが亀井さんに相談すると、「久しぶりに本気出しますわ」と言いました。翌日、てんたちはリリコと四朗を呼び、まず四朗にお金を差し出してリリコの相方になるようにお願いします。

 

相変わらず拒否する二人でしたが、亀井さんが突然泣きながらてんに力を貸してくれと土下座してお願いし始めました。亀井さんはてんたちを巻き込んで嘘っぽい芝居を始めました。

 

全員がウソ泣きをしているとリリコはたじろいで四朗と相方を組むと言い出しました。四朗がびっくりして相方を否定しようとすると、亀井さんがお金を四朗にバシっと手渡します。

 

そのお金を見て、四朗が固まっているところで今回のお話はおしまいです。亀井さんの作戦が初めて成功したような気がしました。

わろてんか100話「リリコの相方」感想

わろてんか100話は、てんが伊能氏に「リリコを北村笑店にください」と頭を下げるところから始まります。てんは女流しゃべくり漫才のスターを作りたいと伊能氏に説明します。

 

リリコも再び高座に上がる事にとても前向きになっていました。伊能氏は少しがっかりしたような様子でしたが、リリコがしゃべくり漫才がやることを認めました。そして、漫才が成功したらまた映画に出ることを条件にしました。

 

一方、風太は女流しゃべくり漫才について反対しています。風太が提案していた漫才大会は実行するようで、社員さんたちは大忙しです。風太は、てんたちのことを社員は誰も手伝えないとあしらいます。

 

そこで、てんとトキとリリコが歌子の店で相談を始めます。話しには歌子も参加してきて、流行歌を取り入れる事、リリコの相方もかっこいい男の人にして、絶世の美男美女漫才にしようと盛り上がっていました。

 

その話を聞いていたキースとあさりさんと吉蔵がダメ出しをし始めます。歌子はそれを黙らして、自分も協力すると言ってくれました。てんたちは女流しゃべくり漫才のための作家を探すため、オーディションを始めました。

 

笑いが好きで文才があって寄席の事を良く知っている人を探すため履歴書や面接をしていました。しかし、なかなか良い人材が見つからず困っていると楓さんが履歴書を持って現れます。

 

早速、楓さんを社員に紹介すると、風太も吉蔵も否定的な態度を取っていました。それどころか漫才大会のために吉蔵は大忙しで基礎から教えることもできないと文句を言っていると、てんはオーディションで見つけた作家さんの卵だと履歴書を風太たちに渡します。

 

たくさん人材が居れば助かると吉蔵が乗り気になっていると、てんはいっそのこと文芸部を作ろうと言い出しました。吉蔵が文芸部部長ということになり嬉しそうにしていました。

 

てんは進捗具合を伊能氏に報告します。伊能氏は頼もしいと感心していました。てんは伊能氏の褒め言葉でますます頑張ろうと張り切っているようでした。キースとあさりさんは若手芸人と挨拶していました。

 

その後キースはいつでもスターの座を奪おうと若手の目がギラギラしていると危機感を抱いていました。「人気に胡坐かいてる場合やないで」とキースが話しているのを、てんがこっそり聞いていて、リリコに漫才大会に出ることを提案します。

 

リリコと楓さんは漫才大会に乗り気でした。しかし、まだ相方になる人は見つかりません。帰り道、リリコは街角で男性とぶつかるところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか99話「しゃべくり女漫才師」感想

わろてんか99話は、藤吉が亡くなって4年後から始まります。風太とトキと娘の飛鳥がてんの家にやってきて、4人で仏壇を拝むのが日課になっていました。

 

隼也がさっさと留学を決めて出ていってしまったと風太がぼやいていると、隼也は啄子の世話になっているので心配はしていないとてんは笑っていました。

 

北村笑店の寄席は30軒をこえ、てんは300人の芸人を抱える北村笑店の女社長になっていました。キースとあさりさんはしゃべくり漫才が大当たりして大人気に、吉蔵は漫才作家として大人気になっていました。

 

伊能氏は北村笑店の取締役につき、亀井さんは席主代表になっていました。しかし、いつまでもキースとあさりさんだけのしゃべくり漫才ではそのうち人気も落ちてくるのではないかと経営陣は考えているようです。

 

そこで風太は、全国大漫才大会を開くことを提案しました。伊能氏が漫才一点押しなのはどうかと苦言を呈しています。伊能氏と風太は経営についてチクチクと言い合いになっていました。

 

てんにも意見を求められて、てんは困ってしまっていました。夕方てんがため息をつきながら、北村笑店は今では大きくなっているが、伊能氏や風太が居なければどうなっていたか分からない、女社長なんてお飾りだとぼやきます。

 

伊能氏はそれを否定して、女興行師でなければできないことが何かあるのではないかと言って帰って行きました。てんがぼんやりしていると、落語家・燕團治師匠に声をかけられます。

 

これからのスター芸人さんを見つけなければと、てんが師匠に相談すると、師匠は「スター芸人は夜空と同じでなんぼでいる」と答えます。てんのように芸人さん一人一人を見てくれる席主さんはなかなか居ないとてんを評価してくれていました。

 

そして、「意外なところに輝く星はいるもんでっせ」とアドバイスしてくれました。風太は明日香をあやしながら、てんは隼也が会社を継ぐまでの「つなぎ」というとトキはムッとして、娘を取り上げて外に出ていってしまいました。

 

トキはてんのところに行って、新しいスターの発掘を自分にも手伝わせてくれとお願いします。てんは飛鳥を心配していますが、トキは以前のてんのように、飛鳥を人に預けて手伝わせてほしいと詰め寄ります。

 

てんは「本当は誰かに手伝ってほしかった」とトキの申し出を受け入れました。トキは読んでいた雑誌を持ち込み、てんに渡すと、てんはそれを眺めながら、女性が主役の漫才はどうだろうと思いつきます。

 

しゃべくりがうまくて見栄えのいい女芸人さんは居ないかと二人で考え込んでいると、リリコがやってきました。てんがリリコに目を付けます。事情が分からないリリコはたじろぐところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか98話「飛鳥」感想

わろてんか98話は、藤吉が亡くなりてんが藤吉の遺影を眺めながら鳥の飾りの鈴を揺らしているところから始まります。そこへ亀井さんが訪れました。亀井さんはてんを心配していつでも声をかけてくれとてんに言います。

 

次は岩さんがやってきて泣きながら、端席芸人の自分をこんな年まで養ってくれたと話します。そんな岩さんにてんはこれからもずっと北村笑店の家族だと声をかけます。

 

キースとあさりさんは藤吉の事を面白くない芸人だったのに立派な席主になったと笑いながら話していました。キースは「しゃべくり漫才、これから100年続くよう精進するからあんしんせい!」と空に向って叫びました。

 

吉蔵夫婦は新しいネタを藤吉に呼んでくれと遺影に語り掛け、これからも頑張ることを誓います。リリコは「やっぱり無理やわ」とつぶやきます。てんが聞き返すと、リリコは藤吉との約束をてんに話します。

 

「てんと友達になってくれ」というのが藤吉との約束でしたが、てんを見ていると悪口しか思いつかないと愚痴ります。それを聞いて、てんは「わてもそうかもしれまへん」とやり返していました。

 

リリコはそれを聞いて憎まれ口をたたいていましたが、とうとう泣き出してしまいました。リリコも早く幸せになってほしいです。伊能氏は北村笑店の役員になることをてんに告げます。北村笑店と伊能氏の映画会社は業務提携したと、てんに藤吉と交わした契約書を見せます。

 

てんが戸惑っていると、伊能氏は藤吉が初めての親友だと話します。藤吉に出会って初めて人を信じることが出来るようになった。伊能氏はてんを支えていく、てんがこれからたくさん笑って行けるようにと話すと、てんは涙をこぼしながらお礼を言います。

 

そして、藤吉の遺影の前に進み、藤吉にもお礼を言います。伊能氏の目からも涙が溢れていました。半年後、風太の家では赤ちゃんが産まれて、風太が大騒ぎしていました。

 

てんは藤吉と考えて置いたと、赤ちゃんに「飛鳥(あすか)」と名付けました。男の子でも女の子でも自由に大空へ飛んで行けるようにと説明します。それを聞いて風太は泣きながらお礼を言っているところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか97話「大丈夫、大丈夫」感想

わろてんか97話は、キースとあさりさんの新しいしゃべくり漫才を見終えて三日後、藤吉は再び倒れて病院へ担ぎ込まれたところから始まります。病院のベッドで目をさまし、てんに夢を見ていたと話します。

 

隼也は学校へ行っていて病室にはてんと藤吉の二人きりです。三度目に倒れた藤吉は、もうそろそろだめかもしれないと弱気で力もはいらなさそうな様子でした。

 

藤吉は「笑いの色は何色か?」とてんに聞きます。それはずっと昔に藤吉がてんに出したクイズです。それを聞いて、てんは「茶色や」と答えます。すると今度は「笑いの味は?」と藤吉が質問しました。

 

てんが初めて聞くクイズに戸惑っていると、藤吉は「柿の味」と言いました。てんが父親に罰せられ蔵に閉じ込められたときに、藤吉が差し入れた柿を食べて、久しぶりに笑ってくれたことを話します。

 

あの時の事を「うれしかった」と藤吉はつぶやきました。その柿の事を夢の中で見て藤吉はつくづく分かったと続けました。自分の夢は北村屋を大きくして笑いを日本中に振りまくことだと思っていたが、本当はたった一人の女の子を笑わせたかった。

 

てんはそれを聞き涙がこぼれてしまいました。そして、てんが笑っている回想シーンが流れます。てんの笑顔は本当にかわいいです。「てん、わろうてくれてありがとう。これからもずっとわろてんか。」と藤吉はお礼とお願いをします。

 

「へえ」とてんが返事すると、力ない藤吉の目からも涙が溢れます。北村笑店と隼也のことを頼むと、泣きだしてしてしまったてんに、藤吉は「大丈夫、大丈夫」と言いながら息を引き取りました。

 

自宅で、てんはトキに喪服を着付けてもらっています。それは黒い喪服ではありません。祖母が仕立てて、母親から渡された死に装束です。真っ白い着物を着て、てんはお寺へ出かけて行きました。

 

夜、香典の整理をしながら、風太はトキにこれからは自分たちがてんと隼也を守って行こうと話します。それを横で聞いていた隼也は黙って頭を下げていました。てんが藤吉の遺影をじっと眺めているところで今回のお話はおしまいです。