わろてんか66話「団真の崇徳院」感想

わろてんか66話は、団真が自分の出番を待っているところから始まります。団真がお夕さんの励ましの言葉を思い出していると、藤吉が出番を知らせに来てくれました。

 

団真は前回より少し落ち着いたような雰囲気ですが、やはり緊張しています。お客の入りは少な目でしたが、始めようとすると店の前が騒がしくなり、お客が外の方を見てしまっています。

 

外では団吾師匠が大勢のお客を連れてやってきました。少し落ち着いていた団真が一気に緊張度合いがましてしまいました。騒がしい中、お夕さんも現れます。団吾師匠はずかずかと舞台まで進み、団真を「兄弟子」と紹介します。

 

そして、団真に「やれるもんならやってみい」と耳打ちした後、背中をポンポンと叩きました。それは以前、団吾師匠が団真にやってもらった「うまくいくまじない」だったのです。

 

団吾師匠はお夕さんが来たことを確認して、楽屋に入って行きました。団真は、団吾師匠の若いころの話を少しして、笑いを取ってからさっそく「崇徳院」を始めました。

 

団吾師匠についてきたお客さんが団真の噺を聞き入っていて、笑ってくれます。お夕さんも嬉しそうに笑って聞いています。拍手喝さいで終わることが出来ました。団真がやっとさいごまで「崇徳院」の噺ができてホッとしてしまいました。

 

団吾師匠は、楽屋で観客の笑い声を聞き笑顔を浮かべていましたが、噺が終わる前に立ち去ってしまいました。団真が帰り支度をしていると、お夕さんが「お疲れさまでした」と声をかけに来てくれました。

 

団真は着物をそっとお夕さんに渡して、お夕さんは笑いながら片づけを始めます。その様子を藤吉とてんが嬉しそうに眺めていました。夜、藤吉とてんが事務所に居ると、団吾師匠が慌てた様子で事務所に入ってきました。

 

追いかけてきた借金取りらしき人達をてんが出ていったと嘘をついてやり過ごします。団吾師匠はその後何事もなかったかのように帰るふりをしてすぐ戻ってきました。風鳥亭に出るといい、契約金は1万円でいいと手を出します。

 

そして、団吾師匠が声をかけると先ほど追いかけて来た借金取りが戻って来ました。藤吉とてんは戸惑っています。翌日、芸人仲間たちは団真の新聞記事を読んで感心しています。てんが芸人仲間に「おきばりやす!」と声をかけるところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか65話「兄弟弟子の高座」感想

わろてんか65話は、てんが藤吉たちに団真が姿を消したことを報告するところから始まります。置手紙には「われても末に 逢はむとぞ思ふ」と書かれていて、まさか自殺するのではないかとみんなで慌て始めます。

 

てんはお夕さんに団真が消えたことを伝えに行きました。そして先ほどの俳句の下の句を渡して見せていると、お夕さんは動揺します。団吾師匠は放って置けと口出ししましたが、お夕さんは外に飛び出していってしまいました。

 

風鳥亭の営業所にはお夕さんも来ていて、また迷惑をかけて申し訳ないと頭を下げていました。そこへ警察から電話がかかってきて、まだ見つからないという連絡を聞くと、またお夕さんは謝り出します。

 

てんがお夕さんのせいでは無いと声をかけますが、駆け落ちをお願いしたのも、落語ができなくなったのも、飲めないお酒を飲むようになったのも自分のせいだと泣きながら話します。すると、団真を亀井さんが見つけて連れてきてくれました。

 

お夕さんは団真を見ると表情に変わり、死ぬ気なんて無かった、自分への当てつけだったのだろうと怒り始めました。団真も、さっさと団吾師匠のところに戻れと言い返してしまいました。

 

てんがお夕さんの気持ちを伝えても、ふて腐れていました。自分よりうまい団吾師匠の芸を観ているととてもつらい気持ちになるようでした。ブツブツ言いながら団真は出ていってしまいました。

 

団真が出ていったあと、お夕さんはへたりこみ「生きてた」と泣いていました。翌日、芸人仲間たちは、ストライキを終了することを藤吉たちに報告しに来ました。

 

キースとあさりさんは二人で組んで新しい芸を、吉蔵は後ろ面を極めると宣言します。その話を聞いて、藤吉は「よろしゅうたのんます」と頭を下げました。団吾師匠を高いお金で雇っても、自分たちだって負けないと芸人仲間は張り切っていました。

 

藤吉は団真の部屋に行くと、団真は暗がりで扇子を直しながら稽古をしていました。藤吉は声もかけずに帰って行ってしまいました。お夕さんは団真の置手紙を眺めています。そんなお夕さんを団吾師匠は見ていますが声をかけられない様子でした。

 

てんは内職をしながらお夕さんと団真を心配しています。二人はまだ好き合っていると考えているようです。てんは団真に風鳥亭で「崇徳院」をやってもらいたいと藤吉に伝えます。

 

藤吉も元芸人として、団真の気持ちが分かるといい、昼間の寄席であれば出してもいいと言ってくれました。「その代り」と言って藤吉はてんに条件を出しました。

 

その条件はてんが団真の高座に団吾師匠も出てほしいとお願いしに行くことでした。てんから団真に崇徳院をやってもらうと聞き、さらにお夕さんも来ると聞いて、団吾師匠が動揺します。

 

団真が寄席に出る日、団真の出番直前になってもお夕さんと団吾師匠はまだ現れません。団真が緊張した様子でネタを練習しているところで今日のお話はおしまいです。

 

わろてんか64話「わてら芸人四銃士やで!」感想

わろてんか64話は、芸人仲間たちが新しいネタのためにみんなで訛った体を鍛えているところから始まります。てんがその場に居合わせて、何をやっているのか聞くと、芸人仲間たちがポーズを決めて「わてら芸人四銃士やで!」と叫んでいました。

 

てんは寄席のごりょうさんとして復活し、切り盛りをしています。てんが戻ってきてみんな安心している様子でした。吉蔵はキースとあさりさんが組んで何をするのか質問しています。

 

相変わらずどつきあいをしていて、バシバシ叩いています。どつきあいは面白いと岩さんと吉蔵が感想を言うと、もっと大きな音が出るものを考えようとキースは力が入っていました。

 

てんが団真のところへ行くと、団真は一人で「崇徳院」の稽古をしていました。さらにてんは団吾師匠の別宅へお夕さんに会いに行きました。団吾師匠はお酒を飲みながら生け花を生けていました。

 

せっかく生けた花を引っこ抜いて、バラバラにしてしまいます。生け花がきれいなのは一瞬だけ、それは芸人も同じ、噺家は命を削って面白いことをやり続けなければいけないと話します。

 

団吾師匠は一人でも多く人を笑わせるのであれば、どんなことでもやると、てんと目を合わせずに話し続けます。てんは団吾師匠に、お夕さんをどうするのか聞きます。

 

団吾師匠は団真が今何をしているのか聞くと、てんは崇徳院の稽古をしていると教えると、団吾師匠は鼻で笑います。今更稽古をしても遅いと嘲笑っているかのようでした。

 

てんが団真のところにお夕さんを帰してはと提案すると、団吾師匠は大声で「お夕はわしのもんや!あいつのところに帰すわけにはいかん。」と言い捨ててしまいました。

 

そこへお夕さんが帰ってきますが、てんに会釈するだけで話はできませんでした。夜、藤吉は夫婦の約束事を紙に書いて壁に貼り付けていました。てんは団吾師匠の怖いくらい落語への思いを知り、改めて藤吉に謝ります。

 

てんは3人がこのままどうなってしまうのか心配なようでした。団真はまた稽古をしていて「どうや」と無意識にお夕さんに声をかけてしまいました。団真は振り返り暗い部屋を見つめます。

 

お夕さんは団吾師匠を笑顔で見送りますが、団吾師匠が出ていったあとは険しい顔に戻り立ち尽くしていました。キースとあさりさんはハリセンが一番ハデな音がすることに気づいて二人で盛り上がっています。

 

吉蔵はほかのみんなが新しいことを始めているのに、自分は置いてけぼりと歌子の店でしょんぼりしていました。歌子が「あんたはアホな方がおもろいと思うで」と励ますと、吉蔵は持ちネタの「後ろ面」を続けて極めることに決めました。

 

てんが団真のもとに訪れると、部屋には誰も居ませんでした。てんが置手紙を読むところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか63話「仲直りのライスカレー」感想

わろてんか63話は、寄席の片づけをトキがしているところから始まります。風太はその横で、てんと藤吉の様子をトキから聞いています。風太が「別れるんとちゃうか」といい、トキが慌てます。

 

トキは何とか二人を仲直りさせたいようです。すると、風太が「俺たちの出番や」とトキを連れてとこかへ行こうとしました。藤吉が事務所で寝ていると電話が鳴ります。

 

亀井さんが出ようとしますが、トキが慌てて止めて自分が電話に出ます。話を聞いて驚きながら「隼ちゃんが!」というと、藤吉が飛び起きて家に帰ります。

 

家に戻ると、風太が隼也を抱っこして「あれの事か…」といい、干している布団を指さしました。お布団にはおねしょの跡があるだけで、隼也は元気そうでした。

 

てんは、風太とトキに隼也をだしにするなんてと怒ります。トキは開き直り、「隼ちゃんのおねしょは大事ではないと?」と聞きました。最近おねしょが多いのは藤吉の帰りが遅かったりするからではないのかと指摘します。

 

トキと風太は二人に何が不満なのかと質問します。藤吉はてんが仕事に協力してくれないこと、てんは古くからの芸人仲間たちをないがしろにしていることを主張します。

 

風太はてんが団吾師匠に会いに行き、寄席に出てもらえるようお願いしていたことを藤吉に教えます。トキは藤吉が芸人仲間たちは家族同然だと言ったことをてんに話します。二人の話を聞いたてんと藤吉はお互い顔を合わせます。

 

歌子の店で、キースは藤吉に言われたことを一人で思い返します。気合を入れようとするかのように、棒を振り回していると、あさりさんが入ってきてぶたれそうになり、喰って掛かります。

 

キースが何かに気づいて、あさりさんに詰め寄り「俺と組まないか?」と聞きました。そこへ吉蔵たちも入って来てどうしたのかと聞くと、キースもこのままの状態で戻ってもみっともないだろう言いました。

 

キースの考えを察した芸人仲間たちも気合が入ったようでした。ついでにとばかりに、吉蔵は岩さんに芸人仲間からと言ってお金を渡しました。

 

岩さんが芸人仲間を裏切った原因が、お金が無く孫に何もしてあげられないことだったのが気になっていたようで、孫のためのお小遣いをカンパしたようです。

 

寺ギンさんは、団吾師匠に契約金を2万円払うと交渉していました。どこからそんな金がでてくるのだと団吾師匠がニヤつきながら聞くと、寺ギンさんは芸人を50人もクビにすれば払えると言っていました。

 

風太はそれを複雑そうに聞いていました。てんたちは、家でライスカレーを食べていました。藤吉は、てんの気持ちを分かってやれていなくてすまないと謝ります。てんも藤吉に謝ります。

 

藤吉はてんが言っていた改善要求の3つの約束を守ると言ってくれました。てんの家はほんわかムードが戻っていましたが、お夕さんに出ていかれた団真は相変わらずやる気のない様子でゴロゴロしています。

 

自分で折った扇子の骨を見ながら、噺を独り言のように始めていました。一方、お夕さんは団吾師匠の別宅で団吾師匠を迎え入れて、忙しそうに食事の支度をしているところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか62話「団吾師匠の別宅」感想

わろてんか62話は、藤吉とてんが夫婦喧嘩をしているのと聞いて、集金に来た風太がうれしそうに藤吉を励ましているところから始まります。励ましている風ですが、励ましになっていませんでした。

 

ウキウキしながら風太が自転車に乗ろうとしていると、てんが強引に引っ張って風太に「団吾師匠に会わせてくれ」とお願いします。てんは「風太にしかたのまれへん」というと、風太は照れくさそうに応じてくれました。

 

風太は団吾師匠のもとにてんを連れて行きます。団吾師匠はいきなりてんにお酒を勧めますが、てんは断ります。すると、今度は踊りを要求します。

 

ぎこちない様子でてんが踊っていると、「へたくそやなぁ」とつぶやき、風太は慌てて自分が踊ろうと服を脱ぎかけますが「お前の裸踊りは見飽きた」と団吾師匠が止めました。

 

酒も踊りもだめであれば、お金を持ってきたのかといわれ、てんは芸人さんをお金で縛りたくないと返しました。しかしそれは禁句だったようです。風太とてんが長屋の近くで立っていると、団吾師匠が長屋にやってきました。

 

二人が追いかけると、お夕さんがお酒を持って団吾師匠が入っていった部屋に入ろうとしていました。お夕さんが家に入ると、団吾師匠がお夕さんを迎え入れました。

 

てんと風太も押しかけて部屋でお夕さんに話を聞きます。その部屋は団吾師匠の別宅だそうで、お夕さんは団真の前から姿を消した後、ここに逃げ込んでいたようです。

 

てんはお夕さんに団真と別れてしまうのかと聞ききました。お夕さんは団真のもとに戻る気はないときっぱり言い、「ウチの事は放っておいてください」とてんはお夕さんに言われてしまいました。

 

歌子の店では、岩さんが芸人仲間を裏切って、風鳥亭に出ていたことを責められていました。岩さんは孫が生まれて、お金が無く孫にしてやれることが無いと泣いていました。

 

すると藤吉がご飯を食べに現れました。藤吉に嫌味を言った後、芸人仲間が岩さんを引き続き責め立て始めました。すると、芸を磨こうとせずに何をやっているのかと藤吉が怒りだしました。

 

団吾師匠に触発されて、頑張ろうと躍起になると思っていたのにとがっかりしていたことを話します。芸人仲間たちは家族も同然、家族だからこそ心配していると背を向けて話しました。

 

雨の中、てんが団真さんの家に訪れます。声をかけても返事がありませんでしたが、てんが戸を開けると、ぼんやりした団真さんが居ました。てんがお夕さんの居場所を教えると、団真は意外にも安心した様子でした。

 

お夕さんの父親だった師匠はお夕さんと団吾師匠を結婚させようとしていたことを話してくれました。それを無理やり自分が連れ去ったのだと団真は投げやりな様子でした。

 

団吾師匠はお夕さんの体を気遣い、しばらくここで養生すればいいといい、部屋を出て行きました。団吾師匠は自分のもとにお夕さんが来たことがうれしい様子ですが、お夕さんは複雑なようです。お夕さんが団吾師匠の別宅でなにか考え込むところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか61話「芸の事も芸人の事も分かっていない」感想

わろてんか61話は、てんと藤吉は、トキと亀井さんを介してやり取りをしています。段々やり取りが雑になってきて、また喧嘩が悪化しそうな様子にすらなっていました。

 

そこへお夕さんの置手紙にトキが気づきます。お夕さんは団真と別れる決心をしたと手紙に書いていました。てんは団真のもとに手紙を持っていきますが、団真は「せいせいした」と言って動揺すらしていません。

 

てんが寄席に戻って沈んでいると、てんと藤吉が何か言おうとする前に、心の声を勝手にトキと亀井さんが代弁し始めて、藤吉が「もうええわ!」と直接てんに話しかけます。

 

藤吉は団真が噺家をあきらめることが出来て楽になったのかもしれないと、てんを励ましました。そして、藤吉はてんにしばらく仕事を休むように提案しました。てんにはそろそろ子育てに専念してほしいと思っていたと打ち明けます。

 

てんは自分はお荷物なのかと少し声を荒げますが、藤吉は仕事を支えるのは家でもできると返します。とうとう、てんは投げやりに「お好きなようにしておくれやす」と言って、出ていってしまいました。

 

自分がてんの仕事を引き継ぐと言っていましたが、藤吉にはてんがやっていた仕事が出来るのでしょうか。夜、てんは隼也を寝かしつけながら、一緒に仕事をして苦労を分かち合いたいだけなのに、と独り言をこぼしていました。

 

藤吉は家に帰らず、寄席で泊まり込みます。翌日、藤吉が店員に次々に作業を頼まれ、仕事がまわせていない様子でした。長屋で芸人仲間たちが暇そうにしていると、てんが現れてびっくりしています。

 

てんもストライキだと言って藤吉の文句を口にします。あさりさんから一緒に戦おうと言われますが、これは夫婦の問題だと言ってそこは混同しないように決めているようです。

 

そこへまた、吉蔵が「スト破りや!」と言って走ってきました。岩さんが他の芸人仲間を裏切って、風鳥亭にまた出ていることが分かったようです。キースとあさりさんと吉蔵はハチマキをしながら怒った様子で出かけて行きました。

 

てんの所に来たリリコはてんたちの夫婦喧嘩にあきれています。リリコは花形がいてこそ周りの芸人も底上げしてくれているのだとてんに教えてくれました。

 

てんは藤吉から「女は家事をしていろ」と言われたと受け取っていましたが、リリコからすれば、それは芸の事も芸人の事も分かっていないからだと指摘されるところで今回のお話はおしまいです。

わろてんか第6週37話の感想「寄席の名前」

藤吉(松坂桃李)はてん(葵わかな)のおかげで儀兵衛(遠藤憲一)から金を借り、亀井(内場勝則)から無事に寄席小屋を買い取る事が出来ました。ついに二人の寄席が手に入ったのです。

 

キース(大野拓朗)たちに手伝ってもらい、寄席をキレイにしています。てんは父の言葉を思い、「薬」という言葉を寄席に掲げますが、まだ小屋自体の名前は決まっていません。

 

それどころか寄席に必要に物が何一つこの小屋にはなく、藤吉たちも用意できておらず、キースたちにあきれられてしまいます。

 

何をするにもお金の用意が必要で、啄子(鈴木京香)も商人としてアドバイスしてくれますが、ちゃんと使える寄席にしない限り、小屋の名前に北村は使わせないと素気無くされる始末です。

 

なんとか店を閉める料亭から万城目(藤井隆)の嫁が座布団を安く譲ってくれるのではないかとありがたい情報をもらい、そこから湯呑も譲ってもらったり、とみんなに協力を仰ぎ、てんも万城目から寄席における極意を教わったり、藤吉は寄席に出て貰う芸人の出番を考えたりと大忙しです。

 

目玉である落語の芸人を探さねばならないようです。たしかにキースやアサリ(前野朋哉)ではちょっと笑えないですよね…。いくら仲間とは言え、その辺は厳しくしないと…。

 

なんとか噺家を見つけ、仲間たちにも出てもらうよう話を付けます。彼らでお客さんにぎわす事出来るのかしら…。それだけが心配ですね。

 

さて、寄席の名前がまだ決まっていません。てんは幼い頃藤吉にもらった小鳥の根付を取り出し、この鳥のような名前にしようと提案します。なんだかとってもいい雰囲気の二人。

 

さあいちゃつこうとしますが、啄子が現れます。お約束ですね。啄子は、てんの女中のような恰好に、そんな恰好でお客の前に顔を出すのかと、自分で縫った着物をてんに与えるのでした。

 

夫婦の邪魔はしても啄子らしい優しさですね。さあ、寄席の名前は「風鳥亭」となりました。小さい鳥でも羽ばたいて、ここの寄席の笑いを大阪中に広めてほしいと言う願いが込められています。さあ風鳥亭の始まりです。

わろてんか第5週36話の感想「お父はんと雪」

藤吉(松坂桃李)は啄子(鈴木京香)を説得し、亀井(内場勝則)から寄席小屋を譲ってもらえると思っていた矢先、寺ギン(兵動大樹)という男に横からお金の力で取り上げられそうになってしまいました。

 

寺ギンが三日後に用意する五百円(今の五百万)を、先に用意しなければなりませんが、米屋を潰してやっと借金を返した身の藤吉にはとても無理です。てん(葵わかな)は頭を抱える藤吉を見て、決意を固めて京の実家を訪れるのでした。

 

二度と敷居を跨がないと誓ったのに、姿を現したてんにしず(鈴木保奈美)は決意はそんなものだったのかとつれなくしますが、てんは帰ってきたのではなく、商人としてやってきたと言います。

 

家に上がり、儀兵衛と対面すると、五百円貸して欲しいと頭を下げるてん。もちろんそんなことでは五百円の大金を貸せるわけがなく、断られてしまいます。てん、気持ちはわかるけど、商人としてきたならねちゃんと交渉しようよ。

 

お父はんが思わず貸したいと思わせなきゃ…。てんを心配して後を追ってきた藤吉は、てんの横に並び、二度と敷居を跨がせないと言ったのに、金の無心に現れた事を頭を下げ、自分は金の事は一切触れず、てんを連れて帰ろうとします。

 

 

そこへ祖母のハツ(竹下景子)が現れ、寄席は儲かるのかと藤吉に問いました。藤吉は必ずとは言えないが、てんと二人でなら、芸人もお客さんも幸せになれる寄席をつくることが出来ると言い切りました。

 

 

ならばとハツは自分のかんざしを足しにしてくれと差し出しますが、儀兵衛(遠藤憲一)はそれを止め、自ら五百円を用意して上げるのでした。優しいなぁ。結局てんには甘いんですよね。藤岡屋の面々は。

 

りん(堀田真由)の婚約者も紹介され和む再びそろった家族に笑顔が訪れます。てんは儀兵衛と二人で話すことに。娘として父を気遣いますが、儀兵衛は心配ないといい、その寄席でいつか自分も笑わせてくれと返しました。

 

てんも必ず笑ってもらうと誓います。今度こそ破ってはいけない約束をするのでした。降る雪を見上げながら、笑ってるかと問う儀兵衛と、笑ってますと答えるてん。

 

心配しているのに、家にはいてくれない娘と、家族を愛しているのに、愛した男のために留まっていられない娘。何とも言えませんね。

 

小屋を買い取った二人の前にリリコ(広瀬アリス)が現れますが、「こんな寄席出ない」と言い、東京に行って一流芸人になると言って去って行きました。ええっあんだけ騒がしたのにそれかい。と、ツッコまずにはいられません。

 

さて、ついに寄席の開業です。2人にどんな困難が待っているのでしょうか。楽しみですね。

わろてんか第5週35話の感想「お母ちゃんが笑った」

藤吉(松坂桃李)は亀井(内場勝則)に寄席小屋を譲られる手はずになり、てん(葵わかな)とまた一歩夢に近づきました。しかし、啄子(鈴木京香)は儲けられるかもわからない寄席の席主など許すわけもなく、反対します。

キース(大野拓朗)やアサリ(前野朋哉)は藤吉たちの事を祝い、代わりに啄子を説得しようとしますが、痛めていたと思っていた腰もいつの間にか治ってピンピンしていて、聞く耳も持ちません。

 

まあ…キースたちのオレに任しとけとか言うセリフは、あんまり期待できるものじゃないから、こんなものでしょうね…。てんと藤吉の説得を聞きたくもないのか、口も利かなくなった啄子は、早朝一人野菜売りに出ます。

 

そして藤吉の夢の出発点にする寄席小屋を見上げ気づくのでした。啄子をさがしててんと藤吉もやってきます。すると啄子はこの寄席が、二人の想い出の中のある、初めて入って寄席であることを告げるの出した。

 

夫が芸子遊びに夢中で、何処にいるかもしれず、捜し歩いて疲れ果て、連れた息子ともう川に飛び込もうかとまで思った矢先に、強請られて入った寄席小屋だったのです。藤吉がこの小屋を始めてみた時から気に入っていたのはそういう事だったのです。

 

毎日辛そうな母親に笑ってほしくて、鶯の物まねで必死に笑わそうとしていた藤吉。そんな藤吉のしょうもない鳥真似で、啄子は笑ってしまうのでした。笑ってあげたと言いますが、ほんとうは藤吉の気持ちが嬉しくて、笑ってしまったんでしょうね。

 

やっと啄子に寄席をやる事を許してもらい、また一歩と思ったところで、なぜか小屋の奥から亀井と共に人相の悪い男が…。亀井の説明では、男は寺ギン(兵動大樹)という太夫元、芸人の元締めで、この小屋を譲ってほしいと言ってきたと言います。

 

 

借金のある亀井は、三日後にはこの小屋を五百円(今の五百万)で買い取れると言う寺ギンに、譲ろうかと思い始めているようです。

 

ええっ誰にも譲らないと言っていたのわ、藤吉やてんの熱い説得があってお前たちに譲るのがいいとか言っていたのに、熱い手のひら返しが!

 

寺ギンより早くお金を用意してくれたら、先に約束したのはそっちだからと亀井入ってくれますが、五百円もの大金を用意できるはずもなく、藤吉は途方にくれます。

 

その横でてんは、一人決心した顔をして、早朝家を出るのでした。そう、てんにはお金を借りる宛があるんですよね…。借りちゃうのかな…借りられるのかな…。

わろてんか第5週34話の感想「亀井の思い」

藤吉(松坂桃李)が野菜売りをしているところに風太(濱田岳)がひょっこり現れ、今までのように噛みつきもせず、てんを一度京に戻してほしいと願いに来ました。

 

藤吉は自分のために感動された身になってしまったてん(葵わかな)のためにも、寄席に手に入れ、きちんと身を立ててから二人で京のてんの実家の敷居を跨ぎたいと伝えると、昔の勢いはどこへやら、風太はあっさり納得してその場を去ってしまうのです。

 

その後長屋にてんを訪ねてやってきました。藤岡屋の今を報告しながら、てんにも京に帰ってこないかと勧めます。もちろんてんは勘当された身としてそれは出来ないと首を振るのでした。

 

義兵衛(遠藤憲一)の不調を伝えたいのですが、上手く伝えられず肩を落として風太は去って行ってしまいました。風太はきっとてんの顔を見せて、儀兵衛元気づけたいんでしょうね。

 

何よりてんに父親の不調を教えたい。けど、自分の勝手で教えていいものか、悩んでいるのでしょう。藤吉は日参している亀井(内場勝則)の元へ行くと、彼は寄席を潰して土地を売ろうかと算段を付けていました。

 

未練がましく毎日自分の潰した寄席を見上げていましたが、それで抱えた借金を返して気持ちをスッキリさせたいと、藤吉たちと触れ合いながら考えた様です。

 

壊すくらいなら譲ってもらえないかと頼む藤吉ですが、素人に席主を任せて、この思い入れある小屋に泥を塗られるくらいならと、取り合ってくれず、藤吉は肩を落とします。

 

落ち込んで帰ってきた藤吉に、啄子(鈴木京香)はここの暮らしも人を知れば悪くないと言い、人との付き合いは付き合っていくうちにふと変わるといいます。

 

寄席が手に出来なくてもこの暮らしは楽しいっていいたいのでしょうか?生意気な口を利くアサリ(前野朋哉)が啄子に懐いてて可愛いですよね。

 

てんも亀井の元を訪ねます。亀井は自分と亡くなった奥さんとの寄席の想い出を語ってくれました。2人で苦労して始めた寄席なのに、遊んでしまった自分のせいで、嫁に先立たれ、寄席も潰してしまったと後悔しているようです。

 

亀井が本当は寄席をもう一度やりたいのではと、てんと藤吉は二人でもう一度交渉します。亀井とその奥さんの思いを汲んで、自分たちの夢を叶えたいという強い願いに、亀井は閉めた寄席の鍵を開け、二人に譲ってくれるのでした。やっと寄席を手に入れましたね!